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<Wコラム>間違いなく代表作! 『テバク』で見事に変身したチャン・グンソク

Wow!Korea / 2016年5月19日 21時10分

たとえば、第4話のエンディング。テギルの父親が息子を守るために命を落とし、それを契機にテギルは生まれ変わり、蛇に必死に食らいついて野人のように生きていく。

まさに極限状態に置かれたテギルをチャン・グンソクは体当たりで演じた。

かつて「ラブコメの貴公子」と呼ばれた華麗な姿はない。

むしろ、ドロくさくて粗野だ。しかし、そんな姿をさらしてまで、チャン・グンソクは『テバク』に賭けていた。

■名優に刺激されるチャン・グンソク

第7話からテギルは最強の師匠のもとに弟子入りして、厳しい修業に明け暮れる。このときのチャン・グンソクも迫力満点だった。

特に、風雪に耐えて頑張る姿には、多くの視聴者が共感したことだろう。

「華はいらない、魂がほしい」

そう呼びかけているようなチャン・グンソクの演技。テギルの成長は、まさにチャン・グンソクの俳優としての変化でもあった。

さらに、名優との競演が最良の刺激となっていた。

たとえば、第9話でテギルは初めて粛宗(スクチョン)と対面する。この時点では、まだテギルは粛宗が自分の父であることを知らないのだが、王の前にいるので緊張を隠せない。このあたりの臨場感をチャン・グンソクは的確に表現した。

一方の粛宗。素性がわからない若者を警戒していたが、同時にどこか温かく見守る部分もあった。

2人は実の親子。そのことを粛宗はうっすらと感じていたのか。

とにかく、粛宗を演じたチェ・ミンスには、さすがと思わせる名優の風格が備わっていた。しかし、チャン・グンソクも負けていない。感動的な場面では、2人が見事に呼吸を合わせていた。

■堂々たる演技

韓国では5月17日の放送で『テバク』は16話を終えた。全24話なので三分の二が終わったことになる。

それにしても、第16話は興味深いシーンが多かった。

チャン・グンソクが演じるテギルは、自分が永寿君(ヨンスグン)という王子であったことを知る。まさに驚愕の事実だった。ということは、ヨニングン(後の英祖)は弟に当たる。

しかし、ヨ・ジングが演じるヨニングンはテギルにこう言った。

「ヒョンニム(兄様)とは呼びません。私は王子ですから」

ヨニングンはそっけなかったが、顔には兄に対する親愛の情が浮かんでいた。テギルにしても、自分の出自がわかったばかりで、すぐに何かを主張する気持ちはまったくなかった。

粛宗と、母の淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏との面会を果たしたテギル。彼は新しい世界に入っていくことになるのだが、その前に、囚人となった李麟佐から「死んだはずの育ての父が実は生きている」と告げられる。驚いたテギルが育ての父の墓を掘り返したところで第16話は終わった。

めまぐるしい展開になってきた。その中で、チャン・グンソクはストーリーを大きく動かす堂々たる演技を繰り広げている。

間違いなくチャン・グンソクの代表作になる。そう実感しながら、第17話からの終盤を楽しみたい。

文=康熙奉(カンヒボン)

(ロコレ提供)

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