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<Wコラム>「東方神起」ユンホが所属する軍楽隊のすべて(前編)

Wow!Korea / 2016年5月25日 23時30分

なお、A級軍楽隊とB級軍楽隊は、兵役を司る兵務庁によって入隊前に実技試験を行なって、隊員が選抜されている。

■新兵訓練中に希望を申告する

前述したように、陸軍本部などに所属するA級軍楽隊と、軍司令部などに所属するB級軍楽隊は、入隊する前から軍楽隊員になるメンバーが決まっている。つまり、厳しい実技試験に受かった人だけが、A級とB級の軍楽隊に入れるのである。

しかし、各師団に所属するC級の軍楽隊は違う。この場合は、新兵訓練所に入ってきた新兵の中から希望者を募るのである。

どういうことなのか。

実際の選抜方法を見てみよう。

たとえば、陸軍訓練所にしても各師団の新兵訓練所にしても、入ってきた新兵たちに特技を申告させる。

最近の陸軍は、専門的な技量を持っている人には相応の軍務を割り当てる制度に力を入れており、軍楽隊もその1つに数えられている。

たとえば、「私は音楽が得意です」と申告すると、「お前はどんな楽器ができるのか」と教官から問われる。

そのときに、「ピアノです」、「ギターが弾けます」と答えると、実技試験によってその技量を判定される。

■師団の軍楽隊員は25人前後

実技試験はあるのだが、技量がプロ級である必要はない。そこそこに楽器ができれば、「あとは練習して上達すればいい」という考え方があり、ある程度の技量があれば、そのまま軍楽隊に編入されるケースが多い。

要は、師団に所属する軍楽隊の楽器別の欠員状況によるのである。ギターの隊員が少ないとなれば、優先的にギターの隊員を入れなければならないので、多少弾ければ「はい、合格」となるケースもある。

このあたりが、A級軍楽隊・B級軍楽隊と根本的に違うところである。

新兵訓練期間は5週間なので、その間に軍楽隊員としてふさわしいと判断されれば、新兵訓練終了後にそのまま師団の軍楽隊に配属される。

ユンホの場合も、「打楽器の軍楽隊員」として第26師団の軍楽隊に入った。

各師団の軍楽隊員は25人前後によって構成される。

さらに、5~7人くらいの分隊に分けられ、分隊ごとにそれぞれの生活館(兵舎のこと)で暮らすことになる。

軍楽隊の隊長は、階級でいえば中尉から少領(少佐)くらいの職業軍人が担当する。職業軍人といっても、音楽大学を出ているとか専門的に音楽を学んだ人である。この軍楽隊長に認められれば、軍楽隊員として順風満帆に兵役を履行できるのだが……。

(次回に続く)

文=康熙奉(カンヒボン)

(ロコレ提供)

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