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<Wコラム>数えで30代になったチャン・グンソクに贈る言葉

Wow!Korea / 2016年8月4日 19時33分

チャン・グンソクの生年月日は1987年8月4日。満で29歳になったが、韓国は年齢を数えで言うので、彼もいよいよ30代に入った。自分の年齢についてどんな感慨を持っているのだろうか。(写真提供:OSEN)

チャン・グンソクの生年月日は1987年8月4日。満で29歳になったが、韓国は年齢を数えで言うので、彼もいよいよ30代に入った。自分の年齢についてどんな感慨を持っているのだろうか。

■自覚を持って臨んだ『テバク』

すでにチャン・グンソクは半年前から「自分は30代」という意識を持っていた。

3月に開かれた『テバク』の制作発表会でも、彼は「30代最初の作品として全力を注ぎたい」と語っていた。

つまり、チャン・グンソクとしては、自分が30代であるという自覚を持って『テバク』の撮影にずっと臨んでいたのである。

日本から見れば、「ちょっと気が早いのでは……」と思えたのだが、彼は悠長に構えていなかった。「大人の30代にふさわしい作品にしたい」という意識がかなり強かったのだろう。

数字で見れば、『テバク』の最終回は視聴率10.0%で終わった。ドラマの評価の仕方は様々にあるが、ビジネス上では最も重要とされる視聴率で、主役のチャン・グンソクは最後に2ケタの数字を獲得した。地上波だけでなくケーブルテレビも加わって視聴率競争が激しい中で、その数字は及第点と言ってもいい。

もちろん、手放しで満足はしていなくても、本人はおそらくホッとしていたのではないだろうか。

■特別な才能を持った人

7月下旬、富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭に登場したチャン・グンソクを見て、まばゆいスター性に改めて感心した。俳優としてではなく、短編映画『偉大な遺産』の監督として映画祭に招聘されたのだが、白いウェアで地味にまとめていても、その華やかさは隠しようがなかった。

「俳優ではなく、監督として映画祭に招待を受けた今日は、僕にとって忘れられない1日になるでしょう」

そう語っていたが、少しふっくらしたように見えたのは、『テバク』の撮影と7月のツアーを終えた安堵感からだったかもしれない。

演技はもちろん、ステージでのエンターティナーぶりも一流で、さらに短編映画の監督までこなしている。多才であることは、1人の人間を語るうえで申し分のないことだ。「天は二物を与えない」というのは、大方の人間には通用しても、特別な才能を持った人には例外となる。

チャン・グンソクも、今は自分の表現力をとことん試してみたい時期なのだろう。将来的には、長編の商業映画に進出する可能性も十分にある。

チャン・グンソクが主演・脚本・監督を兼ねた商業映画を見られる日もいずれ来るかもしれない。

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