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<Wコラム>新大久保リポート! 残念なコリアプラザの閉店

Wow!Korea / 2016年8月5日 17時17分

かつては職安通りの名所だったのだが……

新大久保の職安通りにあって、19年間オープンしていたコリアプラザが7月31日をもって閉店した。この店で、韓流関連の雑誌・CD・DVDやスターのグッズを買ったことがある人も多かっただろう。

■韓流人気の凄まじさを象徴

2003年以降に韓流ブームが起きたとき、コリアプラザはまぎれもなく新大久保の名所の一つだった。

当時の店は、同じ職安通りでも今より山手線のガードのほうに近かった。

光景として覚えているのは、冬ソナ人気が最高潮のときは、コリアプラザの2階の雑誌売り場が人でごった返していたこと。人とぶつからないで店内を歩くことが難しいほど繁盛していた。

それで、現在の場所に移して店を拡張したのだろう。コリアプラザの隆盛は、そのまま韓流人気の凄まじさを象徴していた。

ただし、韓流ブームが相変わらず続いていても、少しずつコリアプラザから客が減っていった。理由は、オフィシャルのグッズ販売にこだわったことではないのか。

当時、私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は、『愛してる韓国ドラマ』という雑誌の編集長をしていて、読者プレゼントの景品用グッズをよくコリアプラザに買いに行った。

韓流スターに関連した様々なグッズ……クリアファイル、タオル、フォトカード、ノートセット、カップなどがすべて公式のもので安心して購入することができた。

■韓国の現況と文化を感じられる場所

オフィシャルのグッズだけに、価格が安くないのは確かだった。他の店では、もっと安い値段のものを売っている。それが、客足が遠のいた原因かもしれない。

もちろん、新大久保を訪れる韓流ファンの数が相対的に減っているという根本理由もあるだろう。2012年8月に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島(韓国名は独島〔トクト〕)に上陸して以降、韓流ブームが減速していったのは明らかで、新大久保に集まる人の数は目に見えて減っていった。それにともなって、経営環境が厳しくなったのは事実だろう。

それでも、私は定期的にコリアプラザに通った。1階で韓国の新聞を買ってからCDやDVDを見て、2階では韓国で評判の書籍を見てまわった。

それ以外に、韓国書籍を本国から取り寄せてもらうことも多かった。

そういう意味では、コリアプラザは私にとって韓国の現況と文化を感じられる場所だった。

ただし、行くたびに客が少ないことを危惧していた。

「これでビジネスになるのか」

そう心配することが多かった。

■これからも韓流は続いていく

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