<Wコラム>康熙奉(カン・ヒボン)の「日韓が忘れてはいけない人「」~日延(前編)
Wow!Korea / 2016年8月26日 17時10分
宣祖の後継者を臨海君と争ったのは、二男の光海君(クァンヘグン)である。彼も宣祖の側室から生まれているが、日本が侵攻してきたときには指導者の一人として成果をあげていた。こうした能力が認められて光海君は王の後継者として揺るがない評価を得るようになった。
1608年に宣祖が世を去ったとき、後継者問題に関して中国大陸の明も憂慮を表明した。そして、調査のために明は使者を朝鮮王朝に派遣すると通告してきた。この時点で後継者は光海君にほぼ決まっていた。
ただし、光海君を支持する一派は、臨海君が世継ぎ問題で混乱を起こすことを恐れ、明の使節が来る前に臨海君を配流した。さらに、失意の臨海君は1609年に殺害されてしまう。
こうした出来事によって、日延は朝鮮半島に戻ることができなくなったのではないか。父も政権によって殺されているし、帰国すると自分の身が危なくなるのは明らかだった。以後、彼は日本で僧侶として生きていかざるをえなかったのだ。(後編に続く)
文=康熙奉(カンヒボン)
(ロコレ提供)
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