<インタビュー>俳優イ・イギョン、多様性をもって駆け抜けることが目標
Wow!Korea / 2016年9月3日 11時0分
イ・イギョンは「イニョプの道」で確実に新たなイメージを見せた。初回の初登場からイ・イギョンは、上着を脱いで洞窟でタンジ(チョン・ソミン)と愛情を確かめ合っていた。そして服もまともに着ないまま追い出されて、コミカルなシーンを作り上げた。またチョン・ソミンと深い間でありながら、新たにイニョプ(チョン・ユミ)が入ってくると目を奪われるような男だ。常に明るく軽快で何の心配もなく見えるホ・ユンソは、イ・イギョン本人と似たところがたくさんあるキャラクターだった。
「僕とユンソが似ているところは、前向きなところですね。ユンソは、一家が没落して復讐するために戦い、葛藤関係に置かれた人物と違って、それ以外の人物として出てくるんですが、明るくて前向きな面や、ちょっと頼りない感じが似ています。僕は何事も前向きですから。愛嬌もありますしね。」
イ・イギョンは「イニョプの道」で思い切りアドリブも見せた。彼の話だと、台本をもらったらその状況に合ったアドリブを準備するのだという。「イニョプの道」のイ・イギョンの最後のシーンもアドリブで完成したそうだ。劇中、一家が没落して1年後、春画作家に成長し、大金を設けてタンジを訪ねていくシーンで、春画作家らしく耳には筆をはさんで、懐じゅうから小判を出し、結い上げた髪からも小判を出した。そのシーンはほとんど彼が作ったと言っても過言ではないくらいだ。小道具まで考えたというのだ。
「台本に筆もなくて、小判を出すという説明もなかったんですが、僕はユンソらしく小判を出したらいいと思いました。急に1年後の状況になり、状況説明が不足しているのでそれを埋めたいという思いで小道具チームにお願いして筆と小判を準備してもらいました。僕は演じる時にアドリブをたくさんやる方です。パク・チョルミン先輩がアドリブが上手なんですが、準備してきたものがたくさんあるんです。現場で即興でする場合もあるんですが、基本的には準備しなければなりません。台本を見た時に思い浮かばなくて、現場に早く行って少し経つと、思いつくこともあるんです。」
イ・イギョンが演じながらアドリブをする理由は、彼なりのはっきりした演技哲学があるからだ。演技をするような演技ではなく、日常生活をするように演じようとするのが演技に対する確固たる考えなのだ。時代劇でも現代劇でも話すように自然に演じようとする。そんな演技が、視聴者をストーリーの中に入り込ませる大きな役割になっていることは事実だ。
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