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<Wコラム>「TWICE」を生んだ韓国芸能界、いったい何を持っている?

Wow!Korea / 2016年11月30日 23時49分

当然、有名芸能プロダクションの「練習生」になるために競争を勝ち抜いた彼女らは、同じ立場の練習生との更なる競争に勝ち抜くために涙を流す。副作用が無い訳ではないが、幼い時から「練習生」として学業を並行する「芸能業の卵」は、「匠」を育てるドイツの制度を思わせる。

もう一つの要因は「遺伝子の交換」である。世界進出を目標とするK-POP界だからこそ、グループに外国出身のメンバーがいることは珍しくなくなった。しかし、「TWICE」はさらに違う。9人のメンバーの中、何と半分に近い4人が外国出身だ。日本出身のメンバーが3人、台湾出身のメンバーが1人選ばれた。

有名ボイズグループ「EXO」が12名のメンバーの中、3分の1が中国人メンバーだったのに、文化の違いを克服できず、3人の中国人メンバーが脱退した後のことだった。「TWICE」の所属会社としては、大きな決断を強いられていた訳だ。

外国人メンバーを必要とした理由は単純に「日本や中華圏で活動しやすいから」だけではない。そこにはもっと深い理由がある。

生態系でも同じだが、「遺伝子の交換」はその集団の遺伝的な多様性を豊かにさせ、色々な環境に対応できるようにする。恐竜の滅亡や哺乳類の繁盛を例にするまでもない。人類の歴史だけでもローマ帝国や唐帝国やモンゴル帝国の繁盛と滅亡がそれを物語る。20世紀のアメリカの大躍進で、近代でも検証されている事実である。

「TWICE」の大躍進の中には、海外出身の4人のメンバーやの役割も大きい。韓国の文化遺伝子としては生まれ難かった珍しい要素が外国出身メンバーから発見され、韓国の大衆が熱狂したことは間違いない。

いずれ「TWICE」が日本で活躍するようになる時、日本人メンバーは更に大きな力となるはずだ。「熾烈な競争」と「遺伝子交換」、国際化の観点では低迷する日本の芸能界に、いや、日本の社会に「TWICE」は大きなヒントを与えているかも知れない。

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