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<インタビューその2>俳優ソ・イングク、「38師機動隊」は演技人生のターニングポイント

Wow!Korea / 2016年12月2日 21時51分

俳優ソ・イングク(提供:OSEN)

韓国俳優ソ・イングクは、2012年KBSドラマ「ラブレイン」でデビュー後、わずか4年で“信じて見る”俳優はもちろん、作品をひっぱっていく主演俳優に成長した。さまざまなジャンルの職業を演じる彼にとって、OCNドラマ「38師機動隊」は特別な意味を持つ作品だという。

「38師機動隊」は、税金徴収係の公務員ソンイル(マ・ドンソク)と詐欺師のジョンド(ソ・イングク)が心を一つにして、便法で富を蓄え常習的に脱税をする悪徳な滞納者から税金を徴収する様子を描いている。ソ・イングクは魅力的な詐欺師ヤン・ジョンドで深い演技を見せた。

「僕が自分の演技を見て満足した作品は『38師機動隊』だと言えます。ファン・ドンファ監督に会ったことが大きいですね。これまで僕が考えて目指していた演技ができず、自ら答えを決めておいた演技をしていました。ファン監督に会い、そういったことがなくなったんです。ファン監督が『君が表現するのが少なくて、演技ができないと言われるかもしれないが、私だけを信じてついてきなさい』とおっしゃったんです。その時から楽に、気持ちが湧き上がるとおりに演じました。演技人生のターニングポイントだと言いたいですね。」

歌手に俳優にと活動し、特に演技力についての騒動もなくやってきたが、彼にとって俳優として演技派絶対に簡単なことではない。演技を始めることになったきっかけでもあり、没頭して作った作品でもある「ラブレイン」を思い出した。

「デビューして歌手として活動しながらつらいことはたくさんありました。気苦労もあり壊れる寸前の状態で『ラブレイン』に出演することになりました。演じながらソウルの言葉での演技はできないと思ったんです。だから監督に釜山(プサン)の方言で準備したとお話しして演じてみたら、楽しんでくださいました。それで方言で演じることになったんです。カメラの前で演じるんですが、何ともないセリフに一人でイライラしながらも喜びました。僕が何をしているんだと思えましたし、褒められて演技を楽しめるようになってきました。」

いつの間にか10作品を超えるドラマに映画まで出演したソ・イングクにとって、演技はすればするほど難しいものだという。彼が演じながら満足した瞬間はいつだろうか。

「今は演技が段々と難しくなり、ストレスがたまる時もあります。演技を始めた時は下手でさえなければいいという思いでした。今は僕が表現しようとすることを、見る人に正確に理解してもらえたら本当に幸せです。顔には出さないけど妙な感情があるのが好きです。状況は悲しいけど表情に出さないのを見て、悲しいことを感じてもらいたいですね。」

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