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【イベントレポ】「FTISLAND」、ホンギが涙で本心を語った感動のツアーファイナル「みんなとの友情は忘れない。音楽に向かう僕らを信じて! 」

Wow!Korea / 2017年9月30日 23時9分

「FTISLAND」

韓国出身のロックバンド、「FTISLAND」(エフティーアイランド)が9月29日、東京・日本武道館で『FTISLAND AUTUMN TOUR 2017 -Here is Paradise-』ファイナル公演を行い、9月7日の東京・豊洲PITからスタートし、約1か月にわたり広島、福岡、愛知、宮城、大阪を回った全9公演のツアーを完走した。ピアノに「1234」のコーラスを乗せた曲で登場すると、「YO!武道館!」というホンギの掛け声と共に「1234」で幕を開けたライブ。

スタートからボーカリスト・ホンギの気合が、歌からもアクションからも伝わる。ジョンフンがギターのネックを高く上げて始まった「Mystery」、太いリズムにのまれる「Take Me Now」までの3曲で、「FTISLAND」もファンもイッキにトップギアまで加速する。

女性目線で歌うミドルテンポの「Go Again」からは、少し落ち着いたムードに、ベースのジェジンとホンギがボーカルをとる「Ready Go!!」をライブでやるのは久々。ギターのリフが印象的に変わったこの曲では、ジョンフンのギターの早弾きも飛び出した。ツアーが始まったころは「久々すぎて忘れてない?」と心配していたが、初日からファンのコーラスはバッチリ。もちろんファイナル公演でも大きな歌声を聴かせてくれたオーディエンスに満足そうな顔を見せ、最後のサビではサムズアップ。

常にファンを見ているホンギと、彼に応えるファンとの一体感が伝わるが、広い会場でも近くに感じられるコミュニケーションが生まれるのが、「FTISLAND」のライブらしさだ。「FTISLAND」とファンがお互いに信頼しているからこそのコミュニケーションだ。ギターのスンヒョンとドラムのミンファンが作った「Wanna Go」はストレートなロックから高速ビートに生まれ変わり、そのヘヴィーなアレンジに自然とこぶしがふり上がる。そのリズムに乗って、ホンギもステージの端から端まで全速力で走り回る。

中盤では、韓国デビュー10周年のアニバーサリーイヤーということもあり、デビュー曲「Love Sick」をニューアレンジで披露したが、ジョンフンが「10年前のホンギの声は子どもだった。演奏しながらいろいろ思い出した」と感慨深げに語ったが、27歳になったホンギの感情のこもった熱唱は、聴く者の心を打った。ジョンフンに促されると「My Birthday」から「The Night」までのセットリストを「全部意味がある」と、歌詞から生まれる感情の流れで構成していると解説。ファンにとっては、ライブが一層楽しくなる説明は貴重だ。「今回は、ずっと動くツアー」とホンギが言う通り、後半はロックの応酬。メンバーたちもステージを動き回り、フロアのファンはタオルを振り回しジャンプし、声を上げる。

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