“フェミニスト批判で物議”のSan E、SBSに物申す「フェイクニュース・魔女狩り」

“フェミニスト批判で物議”のSan E、SBSに物申す「フェイクニュース・魔女狩り」（提供：OSEN）

韓国の男性ラッパー、San E（33）が事務所の合同コンサート「Brand New Year」で一部の女性コミュニティーユーザー（フェミニスト）を欺き、彼女たちを批判する楽曲を発表した。SBSが「8ニュース」でこれを報道すると、San Eは「寄せ集めたフェイクニュース」と主張し波紋を広げている。

San Eは2日、ソウル・オリンピック公園SKオリンピックハンドボール競技場でおこなわれた「Brand New Year 2018」で、一部の観客から非難を浴びると、フェミニストを欺く英語のスラングを欄列し、そのまま退場するという事態を起こした。

San Eは自身を誹謗する文章を書いたスローガンを掲げる来場者たちに「皆さんは僕が嫌いか」と問い、「はい」という返答があると「僕は皆さんが好きだ。嫌悪の代わりに愛で共にしよう。僕の意見に同意してくれる人は声をあげて！」と叫んだ。

San Eはステージでのパフォーマンス中、観客席から自身の名前と誹謗が書かされたブタのぬいぐるみを受け取り、「ここにWOMAD（韓国のフェミニズム掲示板）やメガル（韓国のフェミニズム関連ウェブサイト）の人たちはいるのか」と問いかけ、英語でスラングを連発。さらに「フェミニストNO。WOMAD、メガルは社会悪」と叫び退場した。

結局、所属事務所の首長Rhymer（41）が舞台上に立ち、「気分を害された方々がいたのであれば、謝罪したい。Brand New Musicのアーティストはみんな考え方が違う。各自の考え、信念、所信がある」と述べ頭を下げた。

続けてSan Eは自身のYouTubeチャネルを通して新曲「ウンエンウン」を発表し、再び一部のフェミニストを欺いた。物議が拡大すると、事務所側は公式立場を通して「責任を痛感している」とする内容の謝罪文を掲載した。

一連の事件が大きくなり、地上波や各種メディアはこぞってSan E事態を扱った。そんな中、San Eは5日、YouTubeチャネルに「SBS San E 女嫌 フレーム。魔女狩り、適当にしてください」という映像を掲載した。

これを通してSan EはSBSのニュースが自身を女嫌ラッパーのフレームにはめるために悪意的編集をしたと主張した。脅迫と人格的冒とくがあった舞台で「WOMADは毒、フェミニストNO」と話したが、SBSは「WOMADは毒」という部分を編集し、「フェミニストNO、お前らは精神病」だけを放送したと強調した。続けて「まるで僕がフェミニストすべてを精神病と話しているニュアンスに悪意的編集をおこなった」とし、SBS「8ニュース」が魔女狩りをしていると主張、また波紋を広げた。

これに対してSBS側は「論議中」とだけ立場を示した。

San Eの本来意図とは違い、彼が歌の歌詞伝達に失敗しながら新曲「フェミニスト」は多くの誤解と批判に直面している。San Eは「僕は女性を嫌悪していない。嫌悪が火種になって嫌悪が助長される状況を嫌悪する」と明かしたが、San Eの曲に対する多様な解釈が続き、葛藤が深刻化した。