“医療ミス”故シン・ヘチョルさんの執刀医に12億ウォンの賠償命令=控訴審
Wow!Korea / 2019年1月10日 13時7分
韓国歌手シン・へチョル(享年46)の遺族が手術の執刀医を相手に定期した医療訴訟の控訴審で勝訴した。ただし、賠償額は約12億ウォン(約1億2000万円)となり、一審より4億ウォンダウンした金額だ。
ソウル高裁民事9部は10日、シン・ヘチョルの遺族がカン・セフン元スカイ病院長と保険会社を相手に定期した損害賠償請求訴訟で原告の一部勝訴判決を下した。
裁判部はカン被告が故人の夫人であるユン・ウォンヒ氏に5億1300万ウォン、2人の子供にそれぞれ3億3700万ウォンと遅延利子を支給し、全体賠償額のうち約2億9400万ウォンは保険会社が負担するよう命じた。
この日裁判部が認めた賠償額は合計11億8700万ウォン。これはカン被告が遺族に15億9000万ウォンの支払いを命じた一審より4億ウォンほど下がった額数だ。「シン氏が指示に従わなかったのが死亡の原因」とするカン被告の主張を控訴審裁判部が一部受け入れたと解釈される。
故シン・ヘチョルは2014年10月17日、腹痛で病院を訪れ、カン被告に腹腔鏡を利用した胃腸管癒着剥離術と胃の縮小術を受けた後、高熱と痛みなどの腹膜炎症状を見せ、同月27日死亡した。
これに遺族は「最初に病院を訪問した際、特別な緊急手術が必要な状態ではなかった。まともな検討や説明なく癒着剥離術を執行した」として訴訟を起こした。
一審は「カン元院長が任意で施した縫合術により出来た小腸・心嚢穿孔は単純な合併症でなく、医療上の過失が認められる」として遺族に15億9000万ウォン余りを賠償するよう判決を下した。
カン被告は業務上過失致死などの容疑で裁判に移され、昨年5月に懲役1年の実刑が確定。彼は2015年オーストラリア国籍の男性にも胃の切除手術を施術して死亡された疑いで禁固刑を宣告されたこともある。
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