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今、流行中の「オンラインのタプコル公園」とは? 1990年から2000年代序盤のK-POPを再解釈する「ニュートロ現象」

Wow!Korea / 2019年10月21日 21時7分

また単なる視聴を超え、「チャットルーム」を通じて視聴者たちの間で才気あふれる会話が繰り広げられている点も「オンラインのタプコル公園」による人気の背景のうちの一つに挙げられる。

大衆評論家のチョン・ドクヒョン氏は「オンラインのタプコル公園」の人気に対して「単純なレトロに熱狂するものとは違う。思い出を巡らすこともあるが、それ自体を楽しむ人もいる。過去を経験しなかった若い世代たちもコンテンツに熱狂する。1990年代はさまざまな音楽を試みた時期だが、そのようなアナログ的な部分を“クールだ”とする文化が生じた。またこれを見てコメントを通じて疎通する。過去のコンテンツを現代的に消費する“ニュートロ(new+retro、新しい復古)現象”が現れた」と分析した。

「オンラインのタプコル公園」に代表される“ニュートロコンテンツ”はますます拡大傾向だ。MBCはすでに過去のアーティストたちのステージを高画質に変換し、YouTubeにアップする作業を行っており、人気を集めたかつてのドラマを新しく編集し短く楽しむことができるコンテンツをリリース中だ。KBSとSBSもまたドラマにジャンルを拡張し、レジェンド作品を再び見るコンテンツを積極的に生産している。現在とは異なる感性を得られる過去のコンテンツに対するブームはしばらく続くとみられている。

そして、数多くの音源と一気に現れる新人たちの中、リスナーが自ら選んで聞く音楽が多くなった最近とは異なり、20年以上前には地上波を通じて姿を見せた歌手たちの人気が凄まじかった。音楽番組のチャートがまさに大衆性に結びついていた時代だ。

これに当時のヒット曲の数々は現在も多くの人々の思い出が込められた楽曲として残っており、当時のパフォーマンスもまた脳裏に鮮明に刻まれている。

「オンラインのタプコル公園」が全世代にわたり人気を集める理由は“新鮮さ”を与えるためだ。30代以上の大衆に耳慣れた郷愁を刺激する音楽たちが10代から20代の若い世代たちには、むしろ新鮮で洗練された音楽とパフォーマンスとして寄り添っているという分析だ。

世代を巻き込む「オンラインのタプコル公園」が人気を得ると、当時の音楽番組を席巻していた歌手たちに面白い代名詞も付けられた。それぞれ女性ソロ歌手のペク・チヨンは「タプコルのチョンハ」、ピョルは「タプコルのIU」、イ・ジョンヒョンは「朝鮮のレディー・ガガ」、男性ソロ歌手のチョ・ソンモは「祈りの少年」、チョン・リョウォンは「タプコルのJENNIE(ジェニー、BLACKPINK)」、男性グループ「god」のソン・ホヨンは「Wanna One」出身のカン・ダニエルと比較して「ホ・ダニエル」という名で通じる。歌手たちもまた、このような現象を愉快に受け入れている雰囲気だ。

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