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【合同インタビュー】大ヒット作「7番房の奇跡」に続く最新作「偽りの隣人」のイ・ファンギョン監督、俳優チョン・ウ×オ・ダルスと2作目のタッグ「キャストのアンサンブルが大事」

Wow!Korea / 2021年9月15日 15時58分

Q.今作で家族の名前をほとんど使われたと思いますが、今後はどうされるんでしょうか?

そうなんです、それでいま悩んでいるところなんです(笑)。今度は妻側の家族たちの名前を借りようかなと思っています。

Q.劇中、食事シーンもたびたび登場しますが、何か意図があってのことでしょうか?

この映画は政治家を監視する盗聴要員たちの物語なので、おぞましく怖い、政治的な物語としてもっと踏み込める物語ではありました。ただ、そう見せたくない気持ちが強く、人間の基本的な欲求であるおいしいものを食べたり、排泄したり、という姿から感じられる人の情をナチュラルに見せたいと思い、食事のシーンをふんだんに入れました。食事だけでなく、トイレのシーンも何度か出てきますが、人間の本来の姿を2人の主人公を通して見せたいと思いました。

Q.監督自身のお気に入り、思い入れの強いシーンを教えてください。

俳優たちのアンサンブルがまさに秀でているなと思ったのが、かくれんぼのシーンです。ヨム・ヘランさんをはじめ、キム・ビョンチョルさん、チョ・ヒョンチョルさんの3人がかくれんぼをするように、片方が隠れてはもう片方が出てくる、というシーンがとても記憶に残っています。このシーンを撮るために、何日も俳優たちと練習を重ねたことを覚えています。それから、ベストシーンの一つといえばエンディングシーンです。オ・ダルスさんとチョン・ウさんが銭湯で再会し、食事をしたかどうかを聞くシーンが、私にとってはNo.1の名シーンです。

Q.今後、監督が一緒に映画を撮ってみたい俳優はいらっしゃいますか?

特定の誰かというより、これまでご一緒してきた方たちは皆さん、才気にあふれ、演技が達者な方ばかりなので、これからもまたご一緒したいなと思っています。そこにプラスして、会ってみたいのは心が温かくて優しい、お人柄のいい俳優たち。そういう方たちは映画の中でも、ステキな姿を表現できると思うからです。私の作品はヒューマン、感動、コメディを求めるような作品ですので、そういう俳優なら、役のキャラクターとも上手く交わって、映画の中でキレイな花を咲かせてくれると思います。

Q.コロナ禍での上映となりますが、この映画を通して、日本の観客に伝えたいこと、メッセージをお願いします。

韓国でも公開された当時、ソーシャルディスタンスの確保をし、席数もだいぶ減らして上映されました。そのような状況でしたので、一人で見に行って笑うと、隣の方に失礼になるのではないか、そして、マスクをした状態でしたので、泣きたくても気楽に泣けないような状況になってしまいました。この映画は、本来でしたら誰かと一緒に気持ちを通わせて見るべき作品なんですが、それが叶わなくて残念でした。

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