ドラマ「哲仁王后」、歴史歪曲(わいきょく)の物議を経て9か月ぶりに再視聴サービス再開…脚本家の後続作も打ち切りの騒動
Wow!Korea / 2021年12月1日 20時3分
歴史歪曲(わいきょく)論議で批判を受けていたtvNドラマ「哲仁王后」のVODやクリップ動画の一部の再視聴サービスが再開された。
1日にtvNドラマのYouTubeチャンネルには、「哲仁王后」のクリップ動画の一部が掲載されている。
この他にもNAVERの動画プラットフォーム「SERIES ON」でVODサービスを利用することができ、クリップ動画も確認することができる。ただTVINGでは相変わらず利用が中断された状態だが、これによりオンライン上には時間が断ちひそかにサービスを再開しようとしているのではないかという批判の声が出ている。
ドラマ「哲仁王后」は初回放送当時、8%台の高い視聴率で出発したが、同時にさまざまな論議にも包まれた。「哲仁王后」の原作である中国ウェブドラマ「太子妃升職記」の原作者が、“嫌韓”作家だと知られる一方で、朝鮮王朝実録に対するキム・ソヨン(シン・ヘソン)の「ただのゴシップだ」というセリフや、「いつまで宗廟(チョンミョ)祭の礼楽を踊らせるのか」という部分が戯画化論議に包まれた。また実存の人物である神貞王后を否定的に描写したとし、豊壌(プンヤン)趙(チョ)氏の宗親会の抗議を受けたりもした。
これと関連してtvN側は「契約当時、ウェブドラマ『太子妃升職記』の原作小説家の別の作品『和親公主』に韓国に関して否定的な発言があるということを認識できなかった」とし、「朝鮮王朝実録に関するセリフは当該表現が不適切だったことを重く受け止め、問題になったナレーションを削除した。その他に歴史的な人物や事件などについても、否定的に表現する意図はなかった」と謝罪した。
ここに「哲仁王后」を執筆したパク・ゲオク作家の後続作であるSBSドラマ「朝鮮駆魔師」まで放送2話にして歪曲論議で不名誉のまま打ち切りとなる初の事態を迎えた。相次ぐ論議の影響で「哲仁王后」も再視聴サービスが中断されることになった。
一方、tvNドラマ「哲仁王后」は不意の事故で韓国を代表する“虚勢男(虚勢を張る男)”の魂が入りこみ、“あの世のテンション”を持つことになった王妃キム・ソヨンと二つの顔を持つ王・哲宗の間で起きる魂入れ替えスキャンダル。昨年12月からことし2月にわたり韓国では放送されていた。
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