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<WK寄稿>「いいとこ取り」(学び上手)の柔軟性はどこから?!

Wow!Korea / 2022年5月25日 18時51分

又ベストセラーになった「日本辺境論」では日本は韓国と違い中国を中心とした華夷秩序(かいちつじょ:中国の皇帝を頂点とする階層的な国際関係)から地理的にも思想的にも束縛されず自由であったため良いとこだけを取り入れてきたと書いています。堺屋太一氏も“文化を体系として見ない日本人”という項目で「文化体系よりもその実用性のみで判断して選択するのが当たり前という発想が定着した」と書いているように、しち面倒くさい文化体系や思想よりも役に立つのかどうか実用性が判断の材料で、「学び上手」と表現しています。

一言でまとめるなら日本人は理念や哲学的な目に見えない空理空論よりも具体的な事柄を取り入れ方にたけてる国民性と言えます。

ソウルでのあるフォーラムで過去の慰安婦、徴用工問題を討論する場所で、日本のある商社の現地社長がこう提案しました。

“過去の問題にとらわれるよりも日韓が協力して第三国で経済活動するのが両国の利益につながるのではないでしょうか!”

今更過去のことを蒸し返して対立するよりも未来に向かって手を携えていくべきではないかという提案でしたが、理念や大義名分、正義を重んじる傾向にある韓国人にとっては違和感が残りました。

過去の問題の是々非々を正して次の段階に進むべきというのが韓国人の考えです。このずれが今の日韓関係の悪化に油を注いでいるのではないでしょうか。

※権鎔大(ゴン・ヨンデ)韓日気質比較研究会代表の寄稿。ソウル大学史学科卒業、同新聞大学院修了。『あなたは本当に「韓国」を知っている?』の著者

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