人気ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」に登場で話題の“ソドク洞の榎の木”、押し寄せる人で町内は問題が山積みに

人気ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」に登場で話題の“ソドク洞の榎の木”、押し寄せる人で町内は問題が山積みに（画像提供：wowkorea）

Netflixでも配信され、日本でも人気を博している自閉スペクトラム症を同時に持つ新人弁護士の成長を描いたENAドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で登場した“ソドク洞の榎の木”があるキョンサンナムド（慶尚南道）チャンウォン（昌原）市の町に観光客が押し寄せ、駐車場やトイレ、ゴミ箱などの問題で苦しんでいるという。

25日、韓国オンラインコミュニティーには、“ソドク洞の榎の木”の近況という文章がいくつか掲載された。ドラマでは架空の地域である「キョンヘ道キヨン市ソドク洞」にある木が、実際に昌原市の東部村にあることが伝えられた。

木の所在地が伝えられると、観光客が押し寄せ始めた。ネット上に掲載された目撃談には、観光客の様子や近隣道路に止められた車の行列の写真が添えられている。近隣住民を中心とした心配交じりの目撃談も続いている。

近隣住民だと主張するネットユーザーは「榎の木の丘に行く道に塚があるが、幼い子どもたちがたくさん踏んで歩いている」と棄損することを心配。東部村の隣町に住むというネットユーザーも「ドラマで人気が高く、見に来る人が多い。楽しんで見ていってほしいが、ゴミは持ち帰ってほしい。ゴミが多くて、高齢者など町の多くの人が掃除で苦労している」と訴えた。

昌原市は榎の木の近隣管理のためにゴミ箱を3つ設置し、住民からの苦情が殺到した公衆トイレは早い時期に設置する計画だと明らかにした。ただ、駐車の問題は近隣の臨時駐車場を設立する空間がなく、実地踏査を行なう方針だという。その間に起きる交通混雑は警察側が交通指導を実施して整理していく予定だ。

一方、話題になったこの木が天然記念物に指定できるのか注目されている。文化財庁は25日、木の形態や樹齢などを根拠にしてみた時、文化財的価値は大きいと判断し、天然記念物指定調査に入ると明らかにしている。