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“甘く見られた釜山映画祭”…女優パク・ヘスの“復帰の場”にされた映画祭、本来の意味を考える

Wow!Korea / 2022年10月11日 14時7分

女優パク・ヘスの“復帰の場”にされた映画祭1(画像提供:wowkorea)

「釜山国際映画祭」が、“いじめ”疑惑に包まれている俳優たちの復帰の場として選ばれ、混乱している。昨年の女優シム・ウヌに続いて、ことしは女優パク・ヘスが同映画祭で復帰を強行し、ざわつかせた。

まず昨年、シム・ウヌは「第26回釜山国際映画祭」開幕式のレッドカーペットに登場し、いじめ疑惑によるブランク期から復帰した。

彼女は2021年3月にいじめの加害者であった事実を認め、自粛期間に入っていた。当時、「学生時代に私がその友人にした未熟な言動で、友人にとって思春期の学生時代に経験した心の傷が深く残っていたということを知った。10代で何の考えもなしにおこなった言葉と行動が、相手には長く傷として残っているという点を悟り、過ぎた過去、そして今の自分に対して深く悩んだ。今でもその友人に、心から申し訳ないという言葉を伝える」という内容の謝罪文を発表した。

そんな彼女が、突然「釜山国際映画祭」に参加し、7か月ぶりの復帰となったことで、再び疑惑の中心に立った。ニューカレンツ部門の公式招待作「Seire」(監督パク・ガン)の主演として、同映画祭に登場した彼女は、GV(観客との対話)イベント参加まで予定されていた。

しかし、作品以外の問題で話題にあがるとすぐに、結局シム・ウヌは一部GVのスケジュールをキャンセルした。シム・ウヌ側は、「映画祭から招待されて参加したが、意図していない、作品より私的な問題がさらに話題になった。作品に対する礼儀ではないことから、映画祭側と議論の末、不参加に決定した」という説明を出した。

ことし「釜山国際映画祭」話題の主人公も、いじめ問題に関連するパク・ヘスだった。彼女は、いじめを認めたシム・ウヌとは違い「いじめの被害者は私」として疑惑を否定したが、相変わらず真実の攻防が続いているなかでの今回の映画祭参加に、爆発的な関心が傾いた。

これは昨年2月、いじめの加害者疑惑に包まれて以降2年ぶりとなる公式の場だ。それまで、パク・ヘスが主演した新ドラマ「Dear.M」の編成は無期限延期、活動がオールストップされていた。パク・ヘス側は、「虚偽事実を投稿した首謀者について訴状を出し、捜査が進行中だ」と強硬な法的対応に乗り出した状況だ。

議論がまだ続いているなか彼女は9日、プサン(釜山)市ヘウンデ(海雲台)区映画振興委員会の試写室でおこなわれた「君と私」(監督チョ・ヒョンチョル)のGVイベントに参加した。この作品は、「第27回釜山国際映画祭」“韓国映画の今日-ビジョン”部門の公式招待作。

特に、この席でパク・ヘスは疑惑に対し直接心境を明かして、さらに注目を集めた。彼女は、「私は今の私の状況から逃げずに、最善を尽くして解決しようとしている」とし、「もう少し待ってくだされば、正確な状況が整理された時に、機会を作って詳細にお伝えできるようにする」と話した。

“堂々の復帰”と注目されているが、新型コロナウイルス拡大の余波を乗り越えて、映画祭本来の姿を取り戻している状況で、疑惑俳優たちの復帰舞台に転落してしまった姿にやや苦い気持ちになった。

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