流行は漫画OST!? BTSやEXOまで参加している「ウェブトゥーンOST」とは?
Wow!Korea / 2023年1月7日 17時59分
今や大半の韓国ドラマにOSTが使われているが、今の韓国の流行りはウェブトゥーン、いわゆる縦スクロールの漫画にOSTを使うことだ。
この動きは最近起きたものではなく、2000年代初期から歌詞のない「サウンドトラック」形式の曲が漫画のOSTとして使用されていた。
その文化が時が経つにつれて、作家とミュージシャンのクリエーションの結果としてOSTの制作が成されていったようだ。
徐々にウェブトゥーン自体も人気が増していき、その作品の多くがドラマや映画化していく中、ウェブトゥーンのプラットフォームを提供している「NAVER」や「KAKAO」などの企業はOSTにチャンスを見出した。
そしてそれが、今の韓国OST業界の中で主流となってきている、「作品のストーリーに基づく歌詞付きの曲発表」である。
日本で言えば、歌手「YOASOBI」の「小説をもとに曲を作る」という制作過程と似ているだろうか。
しかも、そのOST参加アーティストはある時は韓国ボーイズグループ「BTS」のジョングクであったり、韓国ボーイズグループ「EXO」のチャニョルであったり、他にも歌手「Crush」や韓国ガールズグループ「Apink」のチョン・ウンジであったりするので、聴かずにはいられない。
特に韓国で人気だったのは、漫画「趣向狙撃の彼女(She is My Type)」のOSTとして制作された、韓国ボーイズグループ「B1A4」のサンドゥルが歌う「Slightly Tipsy」という曲だ。当時BTS「Dynamite」で世界中が沸いていたなか、韓国の音源配信チャートでは1位の「Dynamite」に次いで2位にこの曲が入っていたことでさらに話題となった。
最近では、韓国ボーイズグループ「Enhypen」や韓国ボーイズグループ「ASTRO」のチャウヌがウェブトゥーンのOSTに参加している。
OSTに参加しているアイドルや歌手のファンは実際にその漫画を読んでいなくても、「OSTが良い曲だったので漫画を読み始めてみたら、ハマった」という事例がかなりある。企業側もそれが分かっている上で、OSTの制作に踏み出したのだろう。
何はともあれ、漫画あるいはOSTの楽しみ方が1つ増える文化がここにある。
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