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<WK寄稿>こんなに違う”銭湯”の使い方

Wow!Korea / 2023年1月10日 18時10分

その昔は女風呂で三助と言う垢すりの男性(釜焚き、掃除など雑用も)がへーきで女性の背中を流していました。

このビックリ体験(女性従業員が男性の浴場に出入りした事)をした韓国の社会心理学教授は“日本人はその女性を人間として認知するのでなく、単なる自分の「役割」をこなす機能”として割り切って捉え、異性と認識しないから可能だと分析し“自分の役割に忠実なのが日本人気質だ”と話しています。

日本の皆さん、どう思われますか?

韓国では銭湯を“デジュンタン(大衆湯)”と言いますが、典型的な利用の仕方を紹介します。

手ぶらで風呂に行きます。入り口で料金を払い、靴をげた箱に入れず管理人に磨くように頼みます(4,000ウォン=約420円)。裸になり風呂場に入る前に理容室の椅子に座り散髪をします(10,000ウォン=約1,050円)。勿論カットだけで頭は自分で風呂場で洗えば済みますので料金が安いのです。それから湯船につかって体をふやかして垢すりの台に横たわり素っ裸で体を委ねます。パンツなどはきません。全裸で!

勿論男性が垢を落としてくれますが、中には男のあそこを邪魔だとばかりつままれどかされたりされます。垢すり(18,000ウォン=約1,890円)だけでなく12,000ウォン(約1,260円)を追加すればその場でマッサージもしてくれます。この料金は日本に比べ格安と言えます。後はサウナを出入りしたり湯舟につかったり。

銭湯には体を清潔にしリフレッシュするために行くので、靴を磨いたり散髪、垢すり等の必要がないと割り切るかもしれませんが、韓国人は“体だけでなく靴も、髪もいっぺんにきれいにさせて何が悪い”と言う考えです。勿論風呂に入るだけの人がメジャーです。

カルチャーショックは浴場から出てからです。

大きな鏡の前には乳液など化粧品が備えられ綿棒もありドライヤ-もありますが、問題はドライヤーの使い方です。普通日本では髪の毛を乾かし頭をセットするために使われますが、韓国では股の下や足の指を乾かすのにも活用されます。えぇえぇ!!乾かすドライヤーの機能を髪の毛だけでなく下のあの部分や足の指などを乾かすのに使って何が悪い!と言う発想!!

この発想は“ハサミ”でも応用されています。恐らく皆さんも韓国に来て食堂で焼き肉やキムチなどをお客の目の前でハサミでチョキチョキ切っている場面を目の当たりにしたはずです。最初はそのあり得ない使い方にショックを受けますが、今は当たり前になって抵抗がなくなったのでは…。

先程の社会心理学者は韓国をして短期間に経済発展させた要因の一つに数えていました。

“商品の説明書通りでなく他の用途でも使えるならどしどし活用しょうという発想”

※権鎔大(ゴン・ヨンデ)韓日気質比較研究会代表の寄稿。ソウル大学史学科卒業、同新聞大学院修了。大韓航空訓練センター勤務。アシアナ航空の日本責任者・中国責任者として勤務。「あなたは本当に『韓国』を知っている?」の著者。

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