1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

<W解説>韓国での「スラムダンク」人気はなお健在=公開の「THE FIRST SLAM DUNK」ヒット中

Wow!Korea / 2023年1月16日 9時2分

<W解説>韓国での「スラムダンク」人気はなお健在=公開の「THE FIRST SLAM DUNK」ヒット中(画像提供:wowkorea)

韓国の聯合ニュースによると、日本の人気漫画「スラムダンク」を原作とするアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK」が韓国で公開が始まり、30~40代を中心に人気を集めているという。漫画「スラムダンク」は韓国でも1992年12月に翻訳版が発売され、2001年には完全版、2018年には新装再編版が発行された。シリーズ累計発行部数は1500万部を突破するなど、韓国でも高い人気を得た作品だ。

今でこそ、漫画や映画など、日本の文化コンテンツを比較的自由に楽しめることができるが、かつて韓国では、日本の統治時代(1910~45年)の歴史を考慮し、国民感情を害する恐れがあるとして、法令により日本の漫画や映画、音楽などを規制する時期が長年続いた。それが大きく転換されたのは、1998年に来日した当時のキム・デジュン(金大中)大統領が、日本の大衆文化を解禁する方針を表明したことだった。

以降、韓国は日本の大衆文化を徐々に受け入れ始め、99年には日本映画「Love Letter(ラブレター)」(岩井俊二監督)が韓国で大ヒット。主演の中山美穂さんが叫んだセリフ「お元気ですか?」は当時、韓国人に流行った日本語だ。

これまで韓国では4段階に分けて日本文化を徐々に開放してきており、第4次開放は2004年の1月1日。これにより、一部を除いてあらゆる分野の日本大衆文化が開放された。

「スラムダンク」の漫画本が韓国で発売されたのは1992年で98年の第1次日本大衆文化開放の前。そのため、「桜木花道」は「カン・ベクホ」、「赤木剛憲」は「チェ・ジス」、「流川楓」は「ソ・テウン」といった具合に、登場人物などは全て韓国式に変更し出版された。

登場人物の韓国名が浸透しているためか、今回公開が始まったアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK」でもそれは変わらなかった。公開決定を伝える韓国メディアも「カン・ベクホをはじめとするソン・テソプ(原作は宮城リョータ)、チョン・デマン(三井寿)、ソ・テウン、チェ・ジスまで、サンブク高校(湘北高校)5人の顔が描かれたイメージが注目を集めている」などと紹介した。

韓国映画振興委員会の集計によると、アニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK」は韓国公開初日の4日に約6万2000人を動員し、興行ランキング2位を記録した。座席数に対する観客数の割合を示す座席販売率は23.2%で、公開中の米映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(12.5%)を抜いて1位となった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください