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<W解説>韓国のエンタメ界で兵役逃れの疑惑が相次ぎ浮上=背後にはブローカー?

Wow!Korea / 2023年2月6日 8時40分

<W解説>韓国のエンタメ界で兵役逃れの疑惑が相次ぎ浮上=背後にはブローカー?(画像提供:wowkorea)

韓国のエンタメ界で、兵役逃れが相次いで発覚する事態となっている。人気絶頂の貴重な時期に軍事組織で過ごしたくないとの考えからこれまでも、エンタメ界では不正に兵役逃れようとするケースが後を絶たなかったが、昨年12月には世界的な人気を誇るグループ「BTS」のJINが入隊し、有名人の兵役の在り方にも関心が高まっている。そんな中、ボーイズグループ「VIXX」のメンバー、RAVI(ラビ)と、俳優のソン・ドクホに兵役の不正疑惑が相次いで浮上した。また、兵役逃れを手助けしていた大規模なブローカーの存在も明らかになり、衝撃が広がっている。

韓国では、18歳以上の男性に兵役が義務付けられている。男性は原則として28歳までに入隊しなければならない。満18歳で徴兵検査対象者となり、19歳になる年に徴兵検査を受ける。健康状態や精神状態が調べられ、1~7級別に判定される。1~3級までは「現役兵」とされ、即入隊となる。服務期間は所属する部隊によって異なるが、約1年半から2年となっている。

芸能人も例外ではないが、2020年に兵役法が改正され、「大衆文化芸術分野」の功労者は入隊を30歳まで延期できるようになった。一方、現行の兵役法は、芸術・スポーツ分野の特技を持ち、文化体育観光部(部は省に相当)が推薦した人は芸術・スポーツ要員として兵役を代替できるようにする「兵役特例」を規定している。しかし、この対象に大衆文化芸術者は含まれておらず、昨年、BTSのJINの入隊期限が迫っていたことに伴って、芸能人も兵役特例を適用すべきか否かの議論が活発になった。

世論の高まりを受け韓国国会では、兵役特例を盛り込んだ兵役法改正案を審議したが、特例対象を広げることには慎重な意見もあり、遅々として結論を出せなかった。アイドルが人気絶頂期に兵役に就くことは大きな痛手だ。国民から「芸能人も国威発揚に貢献しているのに兵役特例の対象にならないのはおかしい」との声も多く上がった一方、国会で特例に慎重論も根強かったのは、対象をむやみに広げれば兵役そのものが成り立たなくなる上、一般の対象者との公平性の観点から不満も上がりかねず、円滑な兵役の推進に支障をきたすことを懸念してのことだった。

しかし、JIN自身は始めから入隊の意思を持っており、所属事務所は昨年10月、JINが軍入隊のための手続きに入ると発表。JINは12月に韓国陸軍に入隊した。JINは陸軍第5師団新兵教育大隊に配属となり、現在、教官の補佐役として服務。過酷な訓練の様子が度々メディアを通じて伝えられている。

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