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パク・チャヌク最新作「別れる決心」、韓流・K-POP MC古家正亨×映画評論家・森直人が本作の魅力を語り尽くす!

Wow!Korea / 2023年2月7日 12時19分

パク・チャヌク最新作「別れる決心」、韓流・K-POP MC古家正亨×映画評論家・森直人が本作の魅力を語り尽くす!(画像提供:wowkorea)

本年度の「アカデミー賞」国際⻑編映画賞部⾨の韓国代表に選出、「カンヌ国際映画祭」コンペティション部⾨で監督賞を受賞した、パク・チャヌク監督最新作「別れる決⼼」。公開までいよいよ10日となった本作。2月6日都内にて、本作の大ファンだという韓流・K-POP MCの古家正亨と、映画評論家・森直人が登壇し、「別れる決心」スペシャルトークイベント付き試写会がおこなわれた。かねてからパク・チャヌク監督の大ファンである2人が、来日時の話も交えて、本作の魅力を語り尽くした。

かねてからパク・チャヌク監督の大ファンである2人。監督の最新作ということで「別れる決心」についても“今回はいったいどんな映画なんだろう”とドキドキしながら鑑賞をしたというが、古家は「一言で表すとするとこの映画は、『パク・チャヌク史上一番官能的な映画』だと思います。直接的なシーンはほぼないのだけれど、間接的なエロティシズムというか、『やらしいな〜』と感じるシーンが多々ありましたよね」とコメントすると、森も「『お嬢さん』よりも本作のエロスの方が深いですよね」と過激な性描写で大きな注目を集めた前作と比較しながら賛同の様子。さらに、古家はお気に入りのシーンとして、ソレがへジュンにハンドクリームを塗ってあげるシーンを挙げ、「塗り方が尋常じゃないですよ…!絡みのシーンよりも、あの手のシーンがこの映画の中で1番いやらしいと思いました」と大絶賛した。

そして、昨年の監督の来日時の話になると、古家は「この映画の中で非常にフォーカスされている『霧』という歌ですが、今回の映画はこの歌から始まったのだそうで、この歌を映画化しようと思ったんだそうですよ」と本作の始まりを語り、森も「ソレの死んだ夫が好きだった曲で『マーラーの第5番第4楽章』も印象的に使われていますよね。監督にも直接『ベニスに死す』(1971,ルキノ・ヴィスコンティ監督)の曲ですよねと聞いたんですよ」と当時を振り返った。それについて、監督は「絶対にそう思われるから、本当は使いたくなかったのだけれど、最初に思いついてしまってこれ以上の曲が思い浮かばなくて、『ヴィスコンティが特許を取っているわけではない!』と使用することを決めたんです」と明かしたといい、森は「この映画はフィーリングという部分がすごく大きいですよね。だからリピーターが多くなるんだと思います」と語った。

続けて、古家が「『BTS』のRMも本作の大ファンで何度も鑑賞していて、彼も語っていますが、パク・チャヌク作品は美術もすごいですよね!」と切り出し、来日時に「監督の作品は、あまりセリフが多くないシーンで美術をすごく見せることが多いけれど、監督は美術にしゃべらせているのですか?」と監督に直接尋ねることができ、監督はそれを肯定したという。「この映画でも、何か意味があるのかな?と考えてしまいますよね。お寿司のシーンなどもすごく印象的でした」と本作に夢中の様子だった。

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