イ・ソンスSM共同代表理事、辞任と再任辞退を電撃発表…イ・スマン元総括PDには「ひざまずいて許しを求めて」

イ・ソンスSM共同代表理事、辞任と再任辞退を電撃発表…イ・スマン元総括PDには「ひざまずいて許しを求めて」（画像提供：wowkorea）

SMエンタテインメント（以下、SM）のイ・ソンス共同代表理事が17日、来月に予定されている定期株主総会で代表取締役から辞任し、再任しないことを電撃的に発表した。

イ代表は同日に公開した2番目のYou Tube動画で「3月の定期株主総会を最後に、私は代表取締役を辞任し、白衣従軍になる（最初からやり直す）」と明かした。

イ代表は、HYBEに自身の株式を売却したSMの設立者イ・スマン前統括プロデューサーの甥にあたる。前日のYou Tubeでは、イ・スマンのオフショア脱税疑惑などを暴露し、注目を集めた。

イ代表は今回の動画で、SMの買収に乗り出したHYBEと、持ち株を売却したイ・スマンを強く批判した。

イ代表は「K-POPの影響力を全世界に拡大させる良きライバルであり、同僚として、私たちを信じて尊重して欲しい。HYBEという巨大企業だけが存在するK-POP産業が、私たちのための未来なのか、本当に疑問を感じる。イ・スマンの手を取り進める敵対的M＆Aを今からでも中断しろ」と話した。

また「今のHYBEは、イ・スマンの救援者でSMの救援者ではない」とし、「文化を独占することはできないし、独占されてもいけない。 多様性に対する尊重は、文化産業の根本的な精神」と強調した。

「SMは、イ・スマンあなたの個人会社ではない。ファンが愛で育てた会社だ。81.6％の他の株主が私たちを信じ、投資してくれた、大韓民国商法によって保護される上場会社だ」と指摘。「SMの構成員が反対するSM買収の動きを死力を尽くして防ぐつもりだ」と発言した。

イ・スマンに対する攻撃も続いた。 イ・スマンは前日、イ代表の暴露に対して「（イ代表は）亡くなった妻の甥で、4歳の頃から見てきた。心優しい甥だ。心が痛い」と心境を語った。

イ代表は「心優しい私が、先生(イ・スマン)の歩みを少し止めなければいけないようだ」とし、「先生、もうやめてください。もう私と共に、皆にひざまずいて許しを求めてください。これが、弟子の私が先生であるあなたを『地獄の渓谷』から救う唯一の方法であることを分かってください」と発言。続けて「宦官の群れから脱出し、荒野を経て、あなたのホームを取り戻してください」とした。

また、SMに所属する歌手たちに向け「多くのアーティストから個人的に声援と支持のメッセージを頂き、感謝する」とし、「現在の騒動に惑わされず、ただ本人が追求するアーティストとしての価値、そして皆さんを待つファンだけを考えて下さい」と発言。

ファンに対して「これから変化したSM 3.0をお見せできるようにする。ファンの皆さんの声援と支持をお願いしたい。厳しい叱責もいつでも歓迎する」とお願いした。