「LUCY」の新曲「Unbelievable」を聴いてみた！

「LUCY」の新曲「Unbelievable」を聴いてみた！（画像提供：wowkorea）

韓国バンド「LUCY」は、2019年に韓国で放送されたサバイバル番組「スーパーバンド」内で結成され、番組内では最終順位2位で準優勝した実力派だ。同年5月には、多くのアーティストやアイドルを輩出している「MYSTIC STORY」からシングル「Flowering」でデビューした。

来月に行われる「LUCY」の4回目の単独コンサート「INSERT COIN: amusement park」は、21日の一般前売り開始直後に販売が完了するなど、韓国内での人気の高さが伺える。

そんな彼らが今月23日に3th EPアルバム『INSERT COIN』でカムバックした。今回はタイトル曲の「Unbelievable」をレビューしたいと思う。

「Unbelievable」の原題は「アニ クンデ チンチャ(でも本当に)」。曲のタイトルにするには、かなりラフな韓国語で、会話表現でよく使われる。

だが曲を聴いてみると、タイトルに納得がいく。歌詞は全編通して口語的な表現がたくさん使われていて、かなり会話文っぽい印象を受ける。「でもホントにかわいいから 夜明けを呼び覚ます、明るい太陽みたい でもホントに君だけ知らないんだね 全世界が君を好きなこと」

使われている歌詞は平凡なのに、どこか真新しさを感じるのは、きっとメロディーや編曲自体がとても新鮮さを保っているからだと思う。彼らのバンドといえば、華やかな音で響くバイオリン、そして存在感の高いベース音が印象的だと思うが、今回もそれがふんだんに使われていながらも、次々と違うリズムが展開されているために、紙芝居を見ているようなテンポの良さを感じるのが面白い。4分間リスナーを飽きさせない工夫が、随所に散りばめられているのも、聴いていてとても楽しい。