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<W解説>韓国芸能界にも広がる麻薬、トップ俳優の薬物事件で影響は多岐に

Wow!Korea / 2023年4月3日 8時52分

麻薬使用容疑がかけられたことで、主演の映画とドラマ3作品の公開にも支障が出ている。映画「ハイファイブ」は昨年11月にクランクアップした。米動画配信大手ネットフリックスの映画「スンブ:二人の棋士」は4~6月期の公開を控えていたが保留となった。また、ネットフリックスのオリジナルシリーズ「終末のフール」も公開時期の見通しが立っていない。

韓国では最近、著名人の麻薬関連のニュースが相次いでいる。昨年には、ボーイズグループ「WINNER」出身のナム・テヒョンが恋人にヒロポンの使用を暴露された。先月17日には人気番組出演のラッパーが麻薬使用の容疑で立件された。また、28日、チョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領の孫のチョン・ウウォン氏が滞在先の米ニューヨークから帰国したところ、ソウル警察庁の麻薬犯罪捜査隊に身柄を拘束された。チョン・ウウォン氏は最近、動画投稿サイト「ユーチューブ」のライブ配信で「これは(合成麻薬の)MDMA」などと指し示しながらその場で服用。罪を受けるために配信で見せるのだと説明していた。

韓国では、麻薬犯罪が一般人にも、とりわけ若者の間で急増している。韓国における昨年の麻薬の摘発件数は771件に上り、計624キロ、額にして600億ウォン(約62億円)に上る。また、昨年上半期の麻薬犯罪での摘発者のうち、10代は292人、20代は2717人で全体の35.1%を占めた。韓国警察庁は「好奇心による服用を越え、流通にも加担している」と指摘している。

一般的に、人口10万人あたりの麻薬犯罪者の数が年間20人以下の場合、麻薬に対してクリーンな国とされる。この基準に則り、韓国はかつて自国を「麻薬清浄国」と呼んでいた。しかし、現在は韓国社会に麻薬が入り込んでいる状況で、事態を重く見た韓国政府はこのほど総合対策を発表。主な税関に麻薬担当組織を設けたり、オンラインで行われる麻薬取引の取り締まりを強化するために担当要員を3倍に増やすなど、麻薬根絶に向けた体制の強化に乗り出している。

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