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「すずめの戸締まり」新海誠監督、「ドラマ『トッケビ』からインスピレーションを受けた、500万人突破に感謝」=「ニュースルーム」出演

Wow!Korea / 2023年4月29日 19時44分

「すずめの戸締まり」新海誠監督、「ドラマ『トッケビ』からインスピレーションを受けた、500万人突破に感謝」=「ニュースルーム」出演(画像提供:wowkorea)

新海誠監督が韓国のファンに感謝のあいさつを伝えた。

29日に韓国で放送されたJTBC「ニュースルーム」には、映画「すずめの戸締まり」を演出した新海誠監督が出演し、ビハインドを大放出した。「すずめの戸締まり」はきょう(29日)、累積観客数が500万人を突破した。

新海誠監督は「こども用の椅子だからかわいい。寝ているのかもしれない」とし、“草太”と一緒に来た」と、「500万人はあまりにも大きな数字。私には特に響かない(実感がわかない)」と感想を伝えた。

小説の入口となった作品で、「村上春樹作家が高校のときから好きだった。私が小説の世界に入れるようにしてくださった」と述べた。

映画を作るとき、大地震を素材にした理由について、「12年前に起きた災害だが、まだ終わったのではない。今も数千人の人々が家に帰ることができずに避難している。12年が過ぎたという理由でエンターテインメント映画として扱ってもいいかということに対する苦悩は多かった」と打ち明けた。

さらに「私の娘が12歳だが、東日本大震災が発生した年に生まれ、何も知らない。私の娘のように災害に対して何の記憶もない世代たちがだんだん増えている。若い世代と私のように災害に対する記憶が生々しく残っている大人を映画という媒介がつなげてくれるのではないかと思った」と付け加えた。

最近関心のある社会的話題は「コロナパンデミック」とし、「目に見えない小さなウイルスがわれわれの社会を途方もなく揺るがしたという点が非常に衝撃だった。映画でも地震の象徴として“ミミズ”が登場する。その場面はコロナの状況からインスピレーションを得たもの」と語った。

“扉”はドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」からヒントを得たという。新海誠監督は「『トッケビ』を観てよかったのは、ただ平凡な扉がまったく異なる世界につながっているからだ。私が映画で描き出した“扉”は他の理由もある。われわれの日常を象徴するものでもある。毎朝、扉を開け『行ってきます』、外に出て帰ってくると『ただいま』と言うが、そんな無数に繰り返される行為が日常生活だと思った」と述べた。

それとともに「災害は日常を断絶させるもの。『行ってきます』と言って扉を開けたまま終わってしまうこと。それで戸締まりについて話したかった。廃墟を閉めながら前に進む映画だが、廃墟というものは一国にできた傷のようなもの。“鈴芽”は数多くの傷を一つずつ閉めながら前に進み治癒する」と述べた。

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