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【個別インタビュー】俳優チョン・イル、映画「高速道路家族」について語る「自分の限界を試す挑戦…ギウを演じて自信がついた」

Wow!Korea / 2023年5月2日 16時36分

「ギウがとても善良で心の清い人物だったからそんな人生を送ることになったのだと思います。すべてがチャンスを逃したせいではありませんが、(セーフティーネット)という救済されるチャンスを逃したかのように社会がギウを不条理の状態にさせたことはとても残念なことだと思いました。僕も撮影が終わり、映画を観ながらギウはとても可哀想だと思いながら見ていました。もし、ギウが新しい人生を生きることができるのであれば、かわいそうな人生ではないことを願いたいと思っています」

かわいそうな人物ではあるが、家族と一緒にいるギウの姿はとても幸せそうで、サービスエリアでの生活も楽しそうに見える。実際、サービスエリアで撮影してみた感想を聞いてみると、彼は「サービスエリアは、ただ通り過ぎていたような場所だったのですが、そこで撮影しながらずっと過ごしてみたら、とても便利で生活するのに悪くない場所だと思いました(笑)。排気ガスとかを除けば快適な環境として作られているので、僕は満足しながら撮影していました。本当に今回体験して思ったのが、実際にサービスエリアで野宿している人がいるんじゃないかなって思うくらい、僕もまた違った新しい視点で高速道路のサービスエリアを知ることができました」と語り、サービスエリア内にある食べ物については「サービスエリアで売っている食べ物を一つ残らず食べました(笑)。もう当分の間はサービスエリアの食べ物は飽きているので食べないと思います(笑)」とうんざりした表情を浮かべていた。

劇中、お腹を空かせた子どもにギウが「お腹がいっぱいだと思えばお腹がいっぱいになる」というやるせない気持ちにさせるセリフが出てくる。自分をコントロールする呪文のようなものでもあるが、チョン・イルにも自分の気持ちを楽にさせる言葉があるそうだ。彼は「僕はいつも撮影する前とか、ファンミーティングをするときもそうですが、自分にかける言葉があります。何かをする前に「ハルスイッタ(出来る)、ハルスイッタ、ハルスイッタ」と3回唱えます。自分に自信を与えるように、その言葉は必ず唱えています。そうすることによって、気持ちも楽になる感じがするんです」とほほ笑んだ。この極上スマイルで多くの女性を癒してくれる彼が、実際に家族を持ったらどんな家庭になるのか、理想の家族像についても聞いてみた。

「そうですね。これから家庭を築くことがあるなら…。うーん、人と人が生きていく上で何らかの問題が起きないことはないと思います。そんな問題に出くわすことがあれば、賢明な判断、譲り合い、そして相手のことを配慮する気持ちを常に持っていなければならないと思います。そして、父親になるのであれば、自分の子どもを常に応援して見守る、心強い支えになるように僕自身も成長しなければならないと思っています。良いパパ、良い父親という言葉は、何が合っているかはわかりませんが…、そうですね。もし自分の子どもが悪い道に進もうとしたときに、良い道に導いてあげるのが親の役割だと思っています。そんな助言ができるような親になりたいと思います。僕の両親も僕に悩み事があればいつも僕の悩みを聞いてくれて、アドバイスをしてくれます。いまもそうしてくれていますし。なので、僕にとってとても心強い支えになっています」

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