JIN（BTS）に会うために無断離脱した看護将校、「顔の区別などできない…協力要請を受けたため」と主張

グループ「BTS（防弾少年団）」JINを見るために勤務地を無断で離脱したという疑惑が持たれている看護将校A氏が立場を明らかにした。

20日、A氏の法律代理人は「JINが所属するa師団新兵教育隊の看護将校の協力要請を受けてa師団の新兵兵教育隊を訪問し、予防接種だけを実施した」と主張した。

続いて「看護将校が予防接種の1週間前に『注射行為は医療行為であるため誰でも注射をすることはできないため、予防接種の支援協力を要請』してきた」と説明した。

当時、a師団が戦闘休務（訓練などを終えた部隊の休息）であり、a師団の看護将校が同じ師団の医務隊などに予防接種の支援要請をするのが困難で、隣接部隊であるb師団に勤務する同期生の看護将校に協力を求めたという。

そして「当時1時間以内に訓練兵200人余りを対象に、一人当たり3回ずつ注射しなければならない状況であったため、訓練兵の顔を見たり話しかける時間は全くなかった。しかも訓練兵たちがマスクをしていて、他の部隊所属だったA氏の立場では誰がJINなのかも区別できなかった」と釈明した。

A氏の懲戒対象事実も反論した。師団訪問前に、該当の指揮官である「師団医務班長（軍医）」に事前に口頭で報告し、承認を受けたと説明した。

懲戒対象の事実である無断離脱可否に争いがあるだけに、A氏に対する懲戒手続きは中断された。軍当局は調査過程で関連者の陳述が変わるなど追加で調査が必要であり、現在軍検察の調査が進行中で、その結果により法と規定に基づき処理する予定」と明らかにした。

1月にA氏はb部隊から車に乗って30分走り、JINが勤務しているa師団の新兵教育大隊を訪問し、JINに流行性出血熱の2次予防接種を実施した。しかし先月、A氏が事前に上部に報告せず無断で勤務地を離脱し、これを個人的な親交があった師団看護将校B氏と事前に謀議したという疑惑が提起された。

これと関連して、当時軍関係者は「3月の監察調査結果、第28師団A中尉が1月頃無断で他部隊を訪問した事実を確認した」とし「監察調査結果『他部隊将校と事前謀議した』ということは事実ではないことが確認された。A中尉が訪問目的において「JINに会いに行ったわけではない」と一部疑惑を否認中」と伝えた。

一方、JINは昨年12月に陸軍現役で入隊し、陸軍師団の新兵教育隊助教として服務中だ。除隊予定日は2024年6月12日となる。