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「BTS(防弾少年団)」SUGA、公演で高めたソロに対する期待

Wow!Korea / 2023年7月17日 18時26分

BTS(防弾少年団)」SUGA、公演で高めたソロに対する期待(画像提供:wowkorea)

150分間、ためらわないラップを前面に出したステージで数々の感情を感じさせた。先月24~25日の2日間、ソウル市ソンパ(松坡)区チャムシル(室内)体育館でソロワールドツアー「SUGA | Agust D TOUR D-DAY」のソウル公演を繰り広げた「BTS(防弾少年団)」のメンバーSUGAの話だ。

SUGAはこれまでミックステープとアルバムで聞かせれたソロ曲を中心に今回の公演の全体的なストーリーを作り上げた。公演はオートバイ事故に遭って倒れた場面を最後に終わるオープニング映像の内容に合わせて舞台に横たわったままでスタートした。最初の曲に選んだ曲は「Haegeum」。SUGAは「この歌は『Haegeum』。登ってみてください。解釈は自由。でたらめはアウト。表現の自由」など強烈なラップ歌詞が際立つ曲で最初から激しく追い込んだ。

その後、SUGAは「大吹打」「Agust D」「give It to me」「Moonlight」「Burn It」などを歌い、自由奔放なジェスチャーで公演の雰囲気を盛り上げた。「Trivia 轉:Seesaw」と「SDL」のステージでは、自らアコースティックギターを演奏してひと味違った姿も見せてくれた。

ステージをまるでパズルのように15個の作品で制作したという点が際立っていた。公演が進むにつれてカットされたステージがひとつずつ天井に消えるという構成だったが、「People Pt.2」を歌った時は、カットされたステージが上がった位置を小さな部屋に作って楽しさを加えた。

公演の前半部が終わって登場した映像には、事故で倒れたSUGAを誰かが拉致して部屋に閉じ込めるという内容が盛り込まれた。驚くべきことに拉致を指示した人物もSUGAだった。現在の彼が過去の彼を閉じ込めるというストーリーだったのだ。SUGAは「過去のお前、現在のお前。いつも選択と決定はお前の責任」というラップの歌詞が込められた「Burn It」のメッセージを映像に溶かし込んで没入度を高めた。

続いてSUGAは「BTS Cypher」のメドレーと「UGH!」「Ddaeng」「HUH?!」などを続けて歌い、「Snooze」はピアノを弾いて聞かせた。「Polar Night」を歌った後は、いつのまにかたったひとつのステージだけが残っていた。そんな中でSUGAは炎に囲まれたまま両親の健康問題で苦しい時期を過ごした時期の話で満たした「AMYGDALA」を最後の曲として披露した。

15個の破片はSUGAの悩みと言える。ひとつずつ上空に吹き飛ばした後、最もつらかった時代の歌を歌ったSUGAは「ここで救ってくれ。早く引っ張り出して」というラップを絶叫するように吐き出して倒れた。結局、すべての悩みは、本人自身の悩みであり、自分自身から抜け出さなければならないことを表現した公演だったというわけだ。

「ひたすら幸せそうに見えるSUGAにはどんな悩みがあるのか」に対する答えを知らせた公演でもあった。彼の悩みは過去も、今も音楽であり、SUGAはソロ曲でたっぷり満たした公演を通じて自身の悩みを果敢にファンと共有した。公演をすべて観た後、SUGAが今後どんな悩みを続けていくのか、その悩みをどのような芸術的音楽で表現しながら歩み続けていくかに対する期待感がさらに大きくなった。

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