パク・ボゴム、「ワンダーランド」でスウィートAIに扮してスジ（元ｍiss A）のモーニングコールも… 1人2役のスチール公開

映画「ワンダーランド」が現実と仮想世界で同時に存在するテジュ役で1人2役を演じ切ったパク・ボゴムのふたつの魅力を盛り込んだスチールを28日に公開した。

6月に劇場街にウェルメイド感性映画の誕生を知らせる「ワンダーランド」が、パク・ボゴムのふたつの姿のスチールを公開した。「ワンダーランド」は死者を人工知能で復元するビデオ通話サービス「ワンダーランド」を通じて愛する人と再会するという物語だ。

公開されたスチールは「ワンダーランド」で宇宙飛行士として復元されたAIテジュと、意識不明の状態で目覚めた現実のテジュの1人2役を演じたパク・ボゴムの相反した雰囲気が注目を集めている。まず明るい笑顔でガールフレンドのジョンイン（スジ）とビデオ通話をして、好奇心旺盛な表情で宇宙船の向こうのジョンインのいる地球を探るAIテヨンの姿で優しくてスウィートな恋人の姿を覗き見ることができる。毎朝モーニングコールでジョンインの出勤を助けるのは基本で、遠く宇宙にいるが、彼女のすべての日常を一緒に分かち合う完ぺきな彼氏としてジョンインの横の空席を埋める予定だ。

一方、長い時間意識不明の状態だったが奇跡的に目を覚ました現実のテジュは、事故の後遺症のために窓に映った自分の姿まで全てに馴染めない状況だ。日常生活に適応できず、混乱している姿でジョンインをはじめとする人々を悲しませる。こうして、あまりにも違いすぎるAIのテジュと現実のテジュのギャップにジョンインもまた混乱した思いを感じる。「ワンダーランド」サービスによって起こった仮想世界と現実の亀裂が、彼らの関係にどのような変化を引き起こすかが疑問を増幅させている。

ある人物が持つ全く違う面を優れた演技力で表現したパク・ボゴムは、AIのテジュを演じる時はいつも明るくて愉快なモードで、現実のテジュを演じる時は食事まで調節してキャラクターに深く入り込んで撮影に臨んだという。「ワンダーランド」の演出を引き受けたキム・テヨン監督は、1人2役に挑戦したパク・ボゴムに対して「すべての人を抱きかかえる広い魂と非常に柔らかい魂が共存する俳優」と絶賛し、幅広い演技力を披露した彼のひと味違った演技の変身を期待させている。

パク・ボゴムの情熱と努力で誕生したテジュのふたつの魅力は、映画「ワンダーランド」を通じて6月5日、韓国の劇場で確認することができる。