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『このろくでもない世界で』主演ソン・ジュンギ、新人監督の作品へ出演を熱望!夢の初カンヌ国際映画祭への想いを語る

Wow!Korea / 2024年7月24日 9時10分

『このろくでもない世界で』主演ソン・ジュンギ、新人監督の作品へ出演を熱望!夢の初カンヌ国際映画祭への想いを語る

2008年に『霜花店(サンファジョム) 運命、その愛』でデビューして以来、映画とドラマを行き来し、さらに「ミュージックバンク」をはじめ音楽番組のMCを務めるなど、マルチな才能を発揮してきたソン・ジュンギ。演技の振り幅も大きく、韓国内外でシンドロームを巻き起こした「トキメキ☆成均館スキャンダル」と「太陽の末裔」では、凛々しさと時折見せる子犬のような笑顔で世の女性たちのハートをわしづかみにし、韓国では年を取っても変わらない美しさを意味する“防腐剤美貌”という言葉を生み出し、出演作は毎回大ヒット。近年の活躍は特に目覚ましく韓国国内のみならず、世界的に話題となる作品への出演が続いており、グローバルスターとしての地位を確立している。日本でも「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』「財閥家の末息子~Reborn Rich~」など主演作が続々と配信され、どれも話題を呼んでいる。そんなソン・ジュンギが主演でないにもかかわらず、自ら出演を熱望した作品がいよいよ今週末より公開となる『このろくでもない世界で』だ。本作への出演経緯、そして初のカンヌへの想いを語ってくれた。

「別の作品の提案を受けていて、お断りをしたことがあった。その際にどんな作品に出たいのか尋ねられ、「本当に深くて重みのある映画をやってみたい」、と話した。すると「主人公ではないけれど」と渡されたのがこの映画だったんだ」。と、作品との出会いを教えてくれた。渡されたシナリオは、本当にヘビーな内容で、脚本を書いた人(キム・チャンフン監督)に興味を持ち、出演を自ら希望したという。ソン・ジュンギが演じたチゴンという役は、地元の犯罪組織のリーダーで、主人公ヨンギュを闇の世界へ迎え入れ導く人物だ。貧困と暴力が蔓延る廃れた町で共に生まれ育ったもの同士、チゴンはヨンギュに過去の自分を重ね、兄弟のような、父子のような関係を築いていく。

撮影現場では、監督も主演も新人という環境の中、そこでもヒョン(兄貴)としての責任感を発揮していたようで、「キム・チャンフン監督と主演のホン・サビンはいずれも新人なので、バランスを取らなければいけないという責任感が少なくなかった。しかし、得るものがとても多く、自分にとっては癒される現場だった。本当にいい映画を作りたいという気持ち、映画らしい映画が作られているという確信が持てた。満足度をあげるとしたら93点くらい?心の中では89点くらいの感覚だったが、カンヌまで来たから4点追加!!(笑)俳優にとって最高の贈り物はいい作品に出会うことだという当然の事実を改めて実感した作品だ」と自信をのぞかせる。

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