ファン・チャンソン（2PM）、日本映画「誰よりつよく抱きしめて」に合流

ファン・チャンソン（2PM）が日本映画「誰よりつよく抱きしめて」（監督：内田英治）に出演する。

内田英治監督は映画「ミッドナイトスワン」「サイレントラブ」、Netflixシリーズ「全裸監督 村西とおる伝」を演出し、独特な素材を彼ならではの繊細な感情表現と美しい映像美、心に響くOSTで解きほぐし、世界中から愛されている。

新堂冬樹の同名小説を映画化した今作は、前作に続いて、人生の困難を抱えながらも愛を通して他人との関係を結ぶ人間の姿を描いてきた内田英治監督の真骨頂を見せる。

「乃木坂46」でセンターを務めたことがある久保史緒里と、「BE:FIRST」メンバーとして活動中の三山凌輝が主演を務める。ファン・チャンソンは、家業を継げという父の勧めを振り切り、シェフになる夢を持ったまま日本で働きながら自分の夢を育てていく青年イ・ジェホンを演じる。

「誰よりつよく抱きしめて」は、絵本専門店を営む月菜（久保史緒里扮）と、絵本作家志望の良城（三山凌輝扮）の同居話を描く。長く付き合った2人はお互いを大切にしているが、良城は強迫性障害による潔癖症で、恋人である月菜の手を握ることさえ難しい。

治療を決心した良城は病院で、初めて同じ症状を持つ女性千春に会う。葛藤を共有し始めた2人の交流に月菜は嫉妬のような感情を持ち始める。そんな中、月菜の前に、恋人と触れ合っても心が動かない男イ・ジェホン（ファン・チャンソン扮）が現れる。お互いを触れることもままならない人たちがすれ違い、ぶつかり合い、絡まっていく関係を扱った話だ。

ファン・チャンソンは「日本で俳優として活動を続けていくきっかけになったようでワクワクした。いい作品を提案していただき、精一杯がんばってみようという気持ちだけで、情熱が燃え上がる作品だった。撮影中に出会ったすべてのスタッフの方々から共演する俳優の方々との呼吸がとても良かった。内田監督の正確で細やかなディレクティングと優秀なスタッフたちの相性がとても良かったし、素晴らしい俳優たちとご一緒するということ自体が幸運だった。このような現場がお互いのシナジーを起こしたのではないかと思う」と明らかにした。

続いて「愛の感情と葛藤は、必ずしも現時点で解決しなければならないものではなく、忘れていた感情が時の流れに溶け込んでお互いを理解し許すことができるということ。この映画を通して、恋している私たちに必要なのはこういうことではないかと思った。ぜひ楽しんでいただきたい」と付け加えた。

内田英治監督は「ふとしたきっかけで出会った小説『誰よりつよく抱きしめて』を映画化した。小説の中で描かれる愛情に関する悲しみや純粋な気持ちをスクリーンに投影させたいという衝動で、若い俳優たちと一緒に作品を作った。ミュージシャンとしても活躍する三山凌輝、久保史緒里、ファン・チャンソンの3人の演技はみずみずしさとリアリティーが混ざり合ってすてきな姿になった。その様子をぜひ劇場で見ていただきたい」と抱負を明かした。

ファン・チャンソンは、最近、初の日本ドラマ主演作である「純喫茶イニョン」を皮切りに俳優としての足場を固め、今作を通じて世界中の観客のハートを引き付ける予定だ。

「誰よりつよく抱きしめて」は2025年2月にTOHOシネマズ日比谷など、日本全域で公開される。