「B1A4」サンドゥル、ミュージカル「黒井邸には誰が住んでいるのか」初公演盛況

「B1A4」サンドゥルが30日、ミュージカル「黒井邸には誰が住んでいるのか」の初公演を大盛況で終えた。

「黒井邸には誰が住んでいるのか」は歴史上最も希望がなかった日本の植民地時代、独立運動で兄を失い、すべての希望を失ったヘウンが未知の力に導かれ、廃家の黒井邸を訪れるようになり、地縛霊のオキと各自の願いを持つ冤鬼（恨みのこもった幽霊） に会うことで繰り広げられるエピソードを描いた作品だ。

サンドゥルは気難しくて懐疑的な時計修理工ヘウン役を務め、黒井邸宅にいる冤鬼たちとのやり取りだけでなく劇を中心でリードして観客を引き込んだ。

特にサンドゥルは、兄の碑石を探しながら歌うミュージカルナンバー「船に乗る」で、ヘウンの悲しい感情が込められた演技と優れた歌唱力で観客をひきつけ、突然登場したカラスの声に同化するなど愉快さを失わない姿など繊細な表現力で演じ切った。また、オキと冤鬼たちとのウィットあふれるダンスとセリフで観客に笑いを与えた。

サンドゥルは2012年にミュージカル「兄弟は勇敢だった」を皮切りに今年3月は「ネクスト・トゥ・ノーマル（Next to Normal）」などミュージカル俳優として多様な演技を積み上げた経験者にふさわしく初公演から味わいのあるキャラクターを完成してカーテンコールで観客から熱い拍手を受け、観客の再観覧を引き出したと評価された。

初公演を終えたサンドゥルは「一緒にいる俳優の方々とスタッフの方々、観客のみなさんのおかげで本当に楽しく初公演を終えることができたと思う。もう既に第一歩を踏み出したので、今後はもっと楽しくなる黒井邸に多くの方々を招待したいので、一緒に楽しんでいただきたい」と感想を伝えた。

サンドゥルが出演するミュージカル「黒井邸には誰が住んでいるのか」は、来年1月19日までソウルのテハンノ（大学路）にあるプラスシアターで公演される予定だ。