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映画「ハルビン」ウ・ミンホ監督、「淡々と崇高に撮りたかった」

Wow!Korea / 2025年1月4日 21時38分

ウ・ミンホ監督が映画「ハルビン」を演出した理由を公開した。

映画「インサイダーズ/内部者たち」「KCIA 南山の部長たち」で現代を鋭く洞察したウ・ミンホ監督が、新作「ハルビンで」アン・ジュングン(安重根)将軍と独立軍の話を扱った。

最近、ソウル・チョンノ(鍾路)区ソギョク(昭格)洞のあるカフェで行われたヘラルドPOPとのインタビューで、ウ・ミンホ監督は「心を込めて撮りたかった」と打ち明けた。

監督は「最初、製作会社の代表からオファーを受けたが『出来ない』と答えた。安重根将軍はあまりにも英雄であり、私の前作は近代史を社会批判的に扱ったので、国のために犠牲になった方々を扱う勇気がなかった」と回想した。

「その後、もう監督は決まったかと電話したら、まだだと言う。シナリオは読めるかと聞いて読ませてもらって驚いた。元々は純粋な娯楽映画だった。挑戦してみたいけど、娯楽映画ではなく重みがある物にしたい、それに同意してくれるならやると言った」と付け加えた。

また監督は「『ハルビン』は最近の映画とは違う。ショートフォームもそうだけど、みんな、さくさく進むことに慣れすぎなのではないか。『ハルビン』で本質について改めて考えるようになって、クラシックに撮りたかった。カットもクローズアップも少ない」と明らかにした。

それと共に「芝居で泣かせたくはなかった。淡々としているが力強く、崇高な感じで溶けていきたかった。真心を尽くして撮れば観客は分かってくれると信じた」と強調した。

何より監督は「ハルビン」メディア配給試写会で涙を見せたことがある。これについて彼は「恥ずかしながら、自分でもわからないうちにこみ上げるものがあった。この作品を撮りながら、あの方々に感謝しながら同時に申し訳なかった。私だけでなく俳優・スタッフらがそういう気持ちで臨んだ。思わず(非常戒厳の時の)ニュースで見た画面が思い浮かんだ。丸腰で戒厳軍を防いだ市民たちを見ながら胸がグッと来た」と説明した。

「誰も安重根将軍と独立軍たちのようにならないよう願って、今この時代を生きている方々の力と癒しになる映画になりますように。つらい時、再び見返せる映画になったらいいなと思う」

「ハルビン」は現在韓国で公開中。

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