気象キャスターの故オ・ヨアンナさんが死去した原因は“社内いじめ”か？疑惑浮上でネットでは「加害者特定」vsMBCは「苦情の申告なし」

MBCの気象キャスターの故オ・ヨアンナさんが、生前、“職場内いじめ”に見舞われたという疑惑が提起され、公憤を買っている。これに対して、MBCまで直々に立場を明らかにし、真実糾明に対する関心が集中している。

　昨年12月、バラエティー番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」などに出演し名を馳せたMBCの気象キャスター、オ・ヨアンナさんが死去した便りが、一足遅く伝えられた。このなかで、28日、あるメディアが、オ・ヨアンナさんの携帯電話から、職場内でのいじめを訴える遺書が発見されたと報道し、波紋が広がった。

　この報道によると、遺書には、オ・ヨアンナさんが同僚の気象キャスターからいじめに遭ったという主張が盛り込まれていたという。このような疑惑が提起されると、ネットユーザーたちは、加害者探しに乗り出すなど、怒りを表した。

　ただ、MBCは28日、公式立場を出し、「はっきりと確認できる事実は、故人がフリーランサーとして従事しながら、自身の苦情を担当部署（経営支援局人事チーム人事担当室、監査局クリーンセンター）や、共に仕事をしていた管理責任者らに知らせたことがまったくなかったという点」と明らかにした。

　MBC側の説明によると、MBCは、職場内いじめについては、過酷なほどに厳しく処理しているという。これに対して、申告がつけつけられた場合、滞りなく調査に着手することになっているとし、「故人が死亡前に、MBCの関係者4人に、自身の被害事実を知らせた」とすると、「その関係者が誰なのか、われわれに知らせてほしい」と伝えた。

　また、職場内いじめ疑惑が盛り込まれた故人の遺書を確認できなかったとし、「ご遺族が新たに発見されたという遺書をもとに、事実関係の確認を要請するならば、MBCは、最短期間内に真相調査に着手する準備ができている」と明らかにした。

　故オ・ヨアンナさんの遺書と知人たちの暴露まで続き、MBCの社内いじめ問題が話題になった状況。これに対して、MBCが、「確認されていない内容に対する無分別な流布や疑惑提起を控えてくださることを要請する」と、事態陳情に乗り出したが、ネットユーザーたちの怒りは容易に消えない先行きだ。

　一方、故オ・ヨアンナさんは、2021年にMBC公開採用の気象キャスターに抜てきされた。

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