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棋聖戦開幕局でハワイへ…言葉や文化は違っても「囲碁への思い」は同じ[千春&明夏の女流棋士ここだけの話]

読売新聞 / 2026年2月14日 10時0分

青い海と青い空…記念すべき第50期棋聖戦七番勝負の開幕局はハワイで行われました

 日本囲碁界の新年最初のタイトル戦と言えば、読売新聞社さんの主催する棋聖戦です。今年は節目となる50期ということで、開幕局は常夏のハワイを舞台に開催されました。

初日のミッションは「寝ないこと」

 囲碁熱が高いハワイ州からの誘致、そして日本航空様の協賛を受けて実現した、特別な対局です。対局場はホノルルの「プリンス ワイキキ」。窓の外には、太陽の光を受けてキラキラと輝く真っ青な海が広がり、これまでにない雰囲気の中で開幕を迎えました。

 今回のハワイ対局、私は今年で4年目を迎える「プレミアム観戦ツアー」に新宿囲碁サロンの藤森稔樹さんと共に同行しました。計13人の参加者の皆様と過ごした、観光と囲碁三昧の数日間を振り返ります。

 初日のミッションは「時差ボケ解消のために寝ないこと!」。到着後すぐにバスで観光へ繰り出しました。美しい空と、日本では見ることのできない南国の木々。強い日差しを浴びながら、初めてのハワイを肌で感じる時間となりました。

 「この木なんの木 気になる木」のCMでおなじみの木やカメハメハ大王像前での記念撮影などなど……初日の模様は読売新聞オンラインの写真特集でたっぷり紹介しているので、ぜひ見てみてください。オフショット的な写真が満載です!

対局はアロハシャツ姿で

 2日目の夜には、在ホノルル日本国総領事館にて前夜祭が開催されました。現地の方々から温かく、また盛大に迎えていただき、両対局者も最後まで参加してくださいました。ツアー参加者にとって忘れられないぜいたくなひとときとなり、囲碁を通じて生まれるご縁の尊さを改めて実感しました。

 いよいよ始まった対局では、ハワイの正装であるアロハシャツ(前日に対局者が好みのアロハシャツをお店で選ばれたものです)を身にまとった両対局者が盤を挟みました。初日は芝野虎丸十段が快調に打ち進めましたが、2日目に一力遼棋聖に形勢が大きく傾き、そのまま一力棋聖が押し切って第1局を制しました。両者とも時差や環境の違いを感じさせない、大熱戦の一局でした。

 ツアー中には指導碁や大盤解説会も行われ、プレミアムツアーの参加者と現地の囲碁ファンの皆様による日米交流対局も実現しました。言葉や文化が違っても、囲碁への思いは共通しており、その熱意に刺激を受けました。あっという間の6日間でしたが、大変貴重で充実した時間となりました。

 最後に、このような貴重な機会を与えてくださった読売新聞社様をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

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