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渡辺未詩プリンセス王座初戴冠「夢をかなえていきます」、高木社長は「世間にも届けてほしい」【東京女子】

よろず~ニュース / 2024年4月1日 9時12分

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プリンセス王座のベルトを抱く新王者の渡辺未詩=東京女子プロレス24年3・31両国大会より ⓒ東京女子プロレス

 東京女子プロレスのビッグイベント「GRAND PRINCESS‘24」(東京・両国国技館)が3月31日に行われ、メインのプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合は挑戦者の渡辺未詩(24)が山下実優の4度目の防衛を阻み、第14代王者に就いた。20分7秒、ティアドロップからの片エビ固めで3カウントを奪った。

 団体として2年ぶり2度目の両国大会。新プリンセスが誕生した。初戴冠の渡辺はお辞儀を繰り返しながら至宝ベルトを手にすると、ようやく笑顔になり「山下さんに勝ってこのベルトを取りました。東京女子プロレスが大好きでたまらなくて、この空間が本当に幸せです」と喜びを爆発。2349人の観客からの祝福を全身に浴びた。

 うつぶせの相手の腰を抱えて振り回し、正調ジャイアントスイングでは10回転させた。持ち味のパワーを発揮したが、エース山下の空手仕込みの打撃に苦しんだ。強烈なスカルキックで崩れ落ち、抑え込まれるも即座にキックアウト。かつてない展開に会場がどよめく中、リフトアップ式変形フェイスバスター(ティアドロップ)で逆転勝利をつかんだ。「今まで気持ちの面で山下さんを超したことは少なかった。でも前哨戦を経て、絶対に目をそらさない、負けないという気持ちが、最後の打撃を受けても諦めずにいれた」と勝利の要因を語った。

 「歌って踊れて戦える最強のアイドルグループ」を掲げたアップアップガールズ(プロレス)に入り、18年1月にデビューして6年。当初は純粋なアイドルを志しており、本格的なリングとの両立は想定外だった。全くプロレスを知らない状態から、周囲の支えに感謝しながら成長。ソフトボールで鍛えた身体能力が特徴だ。

 東京女子プロレスを展開するDDTの社長兼プロレスラー高木三四郎は「フィジカルとパワーは女子プロレス界のトップクラス。TIF(東京アイドルフェスティバル)の腕相撲大会で次々に相手をなぎ倒していったように、気持ちの面も相当強い」と語り、代名詞のジャイアントスイングを「僕は〝七色のジャイアントスイング〟と呼んでいて、多彩な投げ方を持っている」と評価。「その新しい才能を、世間にも届けてほしい」とプロレスの枠を超えた活躍を期待した。

 今大会では、プリンセスタッグ王座に鈴芽&遠藤有栖組が初戴冠。インターナショナル・プリンセス王座は荒井優希が防衛に成功。至宝ベルトを巻く渡辺を含め、2013年の旗揚げ戦メンバーからの世代交代を印象づけた。

 渡辺は新王者として3度目の両国大会開催はもちろん、さいたまスーパーアリーナ、東京ドームへの初進出などの夢を掲げた。リング上で呼びかけた「ずっとずっと東京女子を大好きでいてください。大好きでいてもらえるように私も頑張ります。夢をかなえていきます」という言葉通り、団体をけん引、発展させる覚悟を示した。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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