伝説アニメ「ボルテスV」 フィリピン実写版映画の日本公開決定 監督「私たちの愛と情熱を感じて」
よろず~ニュース / 2024年6月4日 10時0分
映画「ボルテスV レガシー」より ©TOEI Co. Ltd, Telesuccess All Rights Reserved
1977年放送開始のテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンでリメイクした実写版「Voltes V: Legacy」(原題)。10月18日に映画「ボルテスV レガシー」として日本公開されることが4日、テレビアニメ第1話放送日から47年となる記念日に発表された。
原作アニメ「超電磁マシーン ボルテスV」は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」に続く長浜ロマンロボの第2弾として制作。敵を倒すロボットアニメの爽快感に、監督・長浜忠夫はストーリー性を追加し、敵味方双方の人間ドラマや、普遍的なテーマである“家族”に焦点を当てたことが、現代に繋がる大人も楽しめるアニメの流れを作ったともいえる。アニメーション制作に日本サンライズ(現:サンライズ)、キャラクター原案に聖悠紀、メカニック設計にメカマン(中村光毅、大河原邦男ら)、スタジオぬえ、アニメーションキャラクターに佐々門信芳、金山明博、仕上げにシャフト、ディーン(現:スタジオディーン)、各話の演出にとみの喜幸(富野由悠季)、横山裕一朗、寺田和男、山崎和男らと、その後アニメ界のトップを走るスタジオ、クリエイター陣が参加していたことも、この作品のもたらした影響の大きさを物語っている。
日本放送から程なく海外での展開も始まり、その中でも特に熱狂的に受け入れられたのがフィリピンだった。親子の離別、主人公をめぐる衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命、そして解放というストーリーや、“角のある者が貴族階級として君臨し、角のない者たちを支配する”という敵・ボアザン星の設定を通じて差別問題に踏み込んだ長浜作品ならではの重厚感が、当時のフィリピンの人々の心情とリンク。再放送も繰り返され、とある調査ではフィリピンの実に94%の人がアニメを知っており、第2の国歌と呼ばれるまでになった主題歌「ボルテスVの歌」を日本語で歌える人が多いなど圧倒的な人気を得ている。そんなフィリピンの人々の熱烈な愛が実写化を決意させ、1本の映画と90話(1話25分前後)にもおよぶテレビシリーズという形で結実した。
待望の日本公開となり、「ボルテスV」の熱心なファンだったことから監督に選ばれたマーク A. レイエス Vは、「『ボルテスV レガシー』の日本公開決定、おめでとうございます!「ボルテスV」への私たちの愛と情熱を感じて、楽しんでください!」と喜びのコメントを寄せた。日本の劇場公開用に、フィリピン版の映画には含まれないシーンの追加を含む再編集を実施。オリジナルでも申し分なかったCGシーンのクオリティも、全編に及ぶリマスター作業を敢行して大幅にアップさせ、映像の迫力が増した“超電磁編集版”として、フィリピンから原作そして日本へのリスペクトが溢れる特別な映画に仕上がった。字幕版、吹替版での公開が決まっており、日本ではこの度、YouTube等で上演決定記念スペシャルムービーが公開された。
今回の日本公開をきっかけに、フィリピンで放送されたテレビシリーズを、日本のために特別編集されたテレビシリーズが、今秋にTOKYO MXにて放送されることが決定。また、フィリピンオリジナル版全90話の日本展開についても準備が進められている。
【ストーリー】
ある日地球は“ボアザン星”からやってきたプリンス・ザルドス率いる 軍隊からの攻撃を受ける。通常の兵器が全く通じない中、スティーヴ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、密かに製造されていた5機のマシンに乗り込み戦いに挑む。
敵側は勝利を確実なものとするため、より強大な獣型ロボット“ビースト・ファイター”を繰り出してきた。5人はそれに対抗するため「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大な人型ロボット“ボルテスV”となる。
果たしてボルテス・チームの5人は、地球を守ることができるのか――
(よろず~ニュース編集部)
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