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ソン・ジュンギ “男気”ノーギャラ出演が話題 映画「このろくでもない世界で」本編映像と場面写真を解禁

よろず~ニュース / 2024年6月6日 12時0分

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ソン・ジュンギが裏社会に生きる孤独な男を演じた「このろくでもない世界で」の日本公開が決定(ⓒ 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.)

 〝韓国のゴールデングローブ賞〟と呼ばれる「百想(ペクサン)芸術大賞」で4部門ノミネート、「第76回 カンヌ国際映画祭」「第28回 釜山国際映画祭」に公式出品された、話題の韓国映画「このろくでもない世界で」が、7月26日よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。

 このたび、ホン・サビン演じる荒んだ毎日を送る18歳の少年と、ソン・ジュンギ演じる裏社会の男が出会う本編映像と、固い絆で結ばれていく男たちの場面写真が解禁となった。

ソン・ジュンギが脚本に惚れ込み、新境地を開拓! 裏社会で生きる孤独な男を演じ、圧倒的な存在感を放つ

 「このろくでもない世界で」は、ある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困にあえぐ18歳の少年ヨンギュと、彼の絶望感漂う瞳にかつての自分を重ねた裏社会に生きる男、チゴンの物語。傷だらけの二人が交錯した時、悲劇がさらなる悲劇を生み、彼らの運命は思わぬ方向へ走り出す―――。

 社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から、新たな才能が発掘された。本作が長編初作品となる監督・脚本のキム・チャンフンだ。実話ではないものの、監督自身が社会で苦労した経験をエッセンスとして盛り込み、身体的痛みと、心の叫びが渾然一体となった脚本に惚れ込んだソン・ジュンギが、チゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。

 ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に、絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会をいただけて感謝している」とその理由を語った。また、作品に惚れ込んだあまりノーギャラという破格の条件で出演したことでも話題を呼んだ。

 ヨンギュ役に扮したのは映画初主演のホン・サビン。彼はこの役を勝ち取るまで、3度のオーディションを経たという。

 そしてヨンギュの義妹・ハヤン役は、ホン・サンビンと同じく新人のキム・ヒョンソが演じ、「百想芸術大賞」では<新人演技賞>に見事輝いた。そんなキム・ヒョンソは、BIBI名義でアーティスト活動を行っており、韓国ではもちろん、アメリカのラジオ市場を席巻。アメリカの音楽チャート「Mediabaseトップ40」のポップラジオチャートで、20位以内にチャートイン、さらには、アメリカ最大級の野外音楽フェスティバル「コーチェラ・フェスティバル」のステージに2度上がるなど、めざましい活躍を見せている。

 キム・チャンフン監督も「長編デビュー作」という、フレッシュなメンバーの中「ヴィンチェンツォ」「財閥家の末息子〜Reborn Rich~」「ロ・ギワン」などで主演を務め、視聴率が「愛の不時着」を超えたと話題のドラマ「涙の女王」に〝ヴィンチェンツォ役〟としてカメオ出演。飛ぶ鳥を落とす勢いのグローバルスター、ソン・ジュンギが本作で果たした役割は大きかった。

「お前貧乏なのか?」少年の魂の叫びが兄貴(ヒョン)に届く! 惹かれ合う傷跡、出会いのシーン&場面写真が解禁!

 今回解禁となった映像では、義妹のハヤンを守るために起こした暴力事件で示談金を請求され、バイト先である中華料理店の主人(チョン・マンシク扮)に前借りを断られたヨンギュが、店の前で呆然と座り込んでいたところに、食事を終えたチゴン率いる犯罪組織の面々が店から出てくる。

 ドアに押され、前のめりに倒れたヨンギュに「悪いな」と吐き捨て、店から続々と人が出ていく中、リーダーであるチゴンだけが、唯一ヨンギュに目を留め立ち止まり、タバコに火をつけた。

 チゴンは「お前貧乏なのか?」「うちの事務所に配達に来ただろ?」と質問を投げかけるが、ヨンギュは目も合わせず、曖昧な返事をしながら散らばってしまったチラシを拾い続ける。しかしチゴンから「いつからこの町に?」と問われると、「ここの生まれです」と返答。それを聞いたチゴンは、悲しげな表情をしながら無言で手下を引き連れ去って行ってしまう。

 チゴンの表情の意味は? この出会いをきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へ猛スピードで走り出す……。

 これまでのソン・ジュンギからかけ離れた、悪のオーラと悲哀をまとった孤独な男の、痺れる映像となっている。

 併せて解禁された場面写真では、極限状態の鬼気迫る表情で向かい合う2人の姿が。睨みつけるチゴン、恐れおののくヨンギュ、ハヤンも交え、緊迫した面持ちで絡み合う3人など、ヨンギュとチゴンの距離感が徐々に変わっていく様子が伺える。

 特にヨンギュのショットは、緊張感あふれるものが多い中、義妹ハヤンと2人で微笑み合いながらハンバーガーを頬張るショットが、一筋の望みのようにやわらかな光を放つ。それはまさに、少年の置かれた環境の残酷さを浮かび上がらせているようだ。

 本作は、6月7日よりムビチケ前売り券(オンライン)が販売開始となる。購入方法などの詳細は、公式ホームページで確認できる。

<映画祭出品&賞情報>
第76回 カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品
第28回 釜山国際映画祭「Korean Cinema Today – Special Premiere」
第44回 青龍映画賞 受賞 <人気スター賞:ソン・ジュンギ/新人男優賞:ホン・サビン>
第22回 ディレクターズ・カット・アワード 受賞 <新人男優賞:ホン・サビン>
第60回 百想芸術大賞 映画部門 新人演技賞(女性)受賞:キム・ヒョンソ
<助演賞(男性):ソン・ジュンギ/新人演技賞(男性):ホン・サビン/新人監督賞:キム・チャンフン>ノミネート

「このろくでもない世界で」
7月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか 全国公開

 継父のDVに怯える18歳のヨンギュ(ホン・サビン扮)は、義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ扮)を守るため、暴力沙汰を起こして高校から停学処分を受けた上、示談金を求められる。

 生き抜く術のないヨンギュは、地元犯罪組織のリーダー、チゴン(ソン・ジュンギ扮)の門戸を叩くほかなかった。仕事という名の〝盗み〟を働き、憧れのチゴンに少しずつ認められていくが、ある日、組織の非情な掟に背いてしまい……。

このろくでもない世界で、ほんの一瞬でも彼らに陽が注ぐことはあるのだろうか?

監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)
出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 
2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子/R15+
ⓒ 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.
公式HP:https://happinet-phantom.com/hopeless/
X:@hopeless_movie

(よろず~ニュース編集部)

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