今世紀初の快挙!死の谷→北米最高峰の山頂 “過酷旅”を完遂!自転車、スキー、徒歩…自力で5600キロ
よろず~ニュース / 2024年7月16日 21時40分
![今世紀初の快挙!死の谷→北米最高峰の山頂 “過酷旅”を完遂!自転車、スキー、徒歩…自力で5600キロ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/yorozoonews/yorozoonews_15344070_0-small.jpg)
過酷な旅を完遂した探検家オリ・フランスさん(ロイター)
まさに“21世紀の鉄人”だ。英国人探検家オリ・フランスさんは、全米で最も気温が高く最も海抜の低いデスバレーから北米最高峰アラスカのデナリ山登頂を達成した。史上2人目で今世紀では初めての快挙だった。
北米大陸で最も過酷な地形を自転車やスキー、徒歩だけで約5630キロ以上移動した。64日かけて、デナリ山の山頂までたどり着いたのだ。
フランスさんは「これまで10年以上かけて世界中を旅してきた成果。知識を蓄え、技術を磨き、体力を鍛えた集大成として、達成することができた」と言い切った。
道中でクマの姿が撮影されるなど、日々、肉体的かつ精神的に困難な場面に遭遇していたという。登山中には、「山頂から飛び立つヘリコプターを見た。残念ながら登山中に転落し、亡くなった方の遺体を運んでいた。探検は死と隣り合わせであると本当に理解した瞬間だった」と振り返った。
「旅の途中、達成できないかもしれないと何度も何度も考えた。頂上が見えて、あと100mの距離の場所にいる時でさえ、障害になるものが、まだあるかもしれないと感じていた。だから頂上に着いたときは、現実かどうか信じられない気持ちだった」。安心など全く味わうことになく、終着点を迎えた。
探検を続ける理由について、フランスさんは「その理由は、私の3歳の娘と1歳の息子だ。十分な努力・準備・忍耐力があれば、大きな夢を追いかけられると示せたらと思う」と語った。
現在はロンドンの自宅に戻り、すでに来年南米で同様の挑戦を計画。全大陸で最低地点から最高地点までの旅を史上初めて制覇することが目標だという。
(ロイター/よろず~ニュース編集部)
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