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15年経っても8~9割の容量を維持!三洋エネループの耐久性から学ぶメイド・イン・ジャパンの強み

よろず~ニュース / 2024年7月15日 11時30分

15年経っても8~9割の容量を維持!三洋エネループの耐久性から学ぶメイド・イン・ジャパンの強み

購入後、15年を経ても初期容量の8割~9割を維持(櫻井啓一郎さん提供)

エネループの耐久性がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのは

「最近、手持ちのエネループの棚卸しをしている。
さすがに劣化して容量が減り、直列で最後まで使うと逆充電されてしまうものが出てきたw

それにしても、15年とか経ったものでも初期の容量の8割とか9割を保ってるのは凄い。液漏れも皆無。
SANYOテクノロジー、ここにあり。」

と手持ちの製品を紹介した櫻井啓一郎さん(@kei_sakurai)の投稿。

エネループ(eneloop)は、三洋電機が開発し2005年に発売されたニッケル・水素蓄電池。国内製造にこだわり、従来のものより自然放電が少なく、長期にわたり使用できる高い品質が注目されたが、まさか15年以上たっても使用に耐える水準とは……。

今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「私も十数年前の充電池をいまも使っています
よく考えたら、すごいテクノロジーですね
スマホやパソコンは海外製品に押されてますが、メイドインジャパンの製品も使っていきたいと思います」
「ちょっと高いんだよねでもやはり高級品だけあって性能はいいのか」
「内部抵抗のバラ付きも少ないし、長持ちするので、100均のニッケル水素充電池よりトータルでは安いですよね。よく出来た製品だと思います。」
「うちのエネループも20年近くになるけど普通に使えてる。昔は日本製って凄かったんだよ。」

など数々の驚きの声、共感の声が寄せられている。櫻井さんに話を聞いた。

ーーエネループを愛用し始めた経緯は?

櫻井:2005年の発売当初はまだ携帯mp3プレーヤーやデジカメ等で充電池を使う機会が多く、それらで使っておりました。乾電池より圧倒的にランニングコストが安く、旧来のニッカド電池よりも長持ちし、さらに自己放電もしないエネループは大変有り難い製品でした。当時のデジカメは今時の機種より電池の消耗も激しかったので、常に予備を持ち歩いていましたが、予備が自己放電してしまっては意味が無いですから。

そのうち身の回りの電池をどんどんエネループに置き換えるようになって、友人達と「エネループは増殖する」「家の中が侵略される」等と笑ってました。

ーー今回の実験のご感想を。

櫻井:最近、何本か直列で使ってたものを放電しすぎて、うち1本が逆充電されたのに気付いたんです。テスターでみたら電圧がゼロで、充電器でもエラーになって。

そこで初めて、もう20年近く使ってようやく、容量にばらつきが出てきたんだな、と気付きました。私は比較的余裕のある使い方をしますが、それにしても、使えなくなったものは殆ど無かったので、どんだけ長持ちやねん!と驚くやら呆れるやら…。

ーー投稿の反響へのご感想を。

櫻井:軽い気持ちで投稿したのですが、想定以上の反響があって驚きました。エネループ愛に満ちた反応が多くて、ホッコリしました。

◇ ◇

充電1回あたりの電気代は4本充電でも約1円(※2022年7月時点)、マイナス20度の低温環境でも使用でき充電しておけば10年後でも約70%の容量をキープされるというエネループ。日本の国際競争力が低下していると言われるこの頃、こういったメイド・イン・ジャパンの技術や発想がもっと見直されてもいい時期かもしれない。

(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)

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