Stray Kids全員がJYPと再契約 8カ月残すレアケースの早期再契約で事務所との信頼関係を証明

Stray Kids（公式SNSより）

　Stray Kids（ストレイキッズ）が、所属事務所であるJYPエンターテインメント（以下、JYP）と次の契約期間まで8カ月を残しながら、再契約を結んだと18日、韓国メディアが一斉に報じた。

　同社はこの日「来年初めに、専属契約が満了となるStray Kidsメンバー（バンチャン、リノ、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックス、スンミン、I.N＝アイエン）全員が、再契約を締結した」「グローバルミュージック市場で、独歩的な音楽やパフォーマンス力を発揮しているStray Kidsと、彼らの成長の軌跡をリードし企画するJYPが、厚い信頼で高いビジョンを夢見て再契約に至った」と伝えた。

　契約満了を半年以上も残して再契約するケースは、K-POP界では珍しい。双方がギリギリまで駆け引きをして、少しでも有利な契約をしようとするためだ。今回の早期再契約は、両者の信頼が厚いということが証明された形となった。

　もはや、K-POP界を代表するグループへと成長したStray Kidsは、2018年3月にデビュー。アルバムごとに自ら作業した音楽とストーリーを盛り込み、それにふさわしい独創的なパフォーマンスやコンテンツを発信した結果、強力なファンクラブ「STAY（ステイ）」が誕生した。そして2022年3月のミニ6thアルバム「ODDINARY」から、米国のビルボードメインチャートへのランクインが始まり、以降、同年10月のミニ7thアルバム「MAXIDENT」、2023年6月の3thフルアルバム「★★★★★ (5-STAR/ファイブスター)」、「樂-STAR」まで、4回連続で「ビルボード200」の頂点に立っている。

　この勢いのまま、19日に発売されるミニ9thアルバム「ATE（エイト）」も「ビルボード200」の頂点に立つ可能性が高いとみられている。

　さらにStray Kidsは、今年の夏フェス市場でも活躍。12日（以下、現地時間）に、イタリア・ミラノの「I-Days」で、14日に英国・ロンドンの「ブリティッシュ・サマー・ハイド・パーク（BST Hyde Park）」でヘッドライナーとして注目され、8月2日には米国・シカゴで開催される、世界最大規模の音楽フェス「ロラパルーザ・シカゴ(Lollapalooza Chicago)」への出演を予定している。

　JYPは「Stray KidsとJYPは、歌謡界の歴史で新章を開いているアーティストの勢いに、さらに力強い成長原動力を加える」「これまでメンバー8人が積み重ねてきた『Stray Kids』というブランドを守り、より高い未来へ再び跳躍する準備を終えた」と強調した。

（よろず～ニュース・椎　美雪）