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石丸伸二氏 際立つカリスマ性の裏にあるもの 『サイコドクター』モデルの識者が指摘

よろず~ニュース / 2024年7月24日 11時0分

石丸伸二氏 際立つカリスマ性の裏にあるもの 『サイコドクター』モデルの識者が指摘

 石丸伸二氏

 東京都知事選挙(7日投開票)で3選を果たした現職の小池百合子氏(71)に続き、約165万票を獲得して次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が一躍、〝時の人〟となった。YouTubeやTikTokなどでの動画を通して若い世代などに注目されていたが、今回の都知事選での躍進を機に地上波のテレビ番組出演が増え、〝石丸現象〟と称されるブームが起こる一方、その言動が物議を醸す事態にもなっている。ジャーナリストの深月ユリア氏が石丸氏の〝深層心理〟について識者の見解を聞いた。

      ◇     ◇     ◇

 石丸伸二氏の率直な物言い、相手を理詰めで〝論破〟するカリスマ性は若者の人気を集めたが、市長時代には「公人としては相応しくないのではないか」と疑問視される発言もあった。

 今年4月、YouTube番組の「広島県安芸高田市公式チャンネル」で、30代の医療従事者だという視聴者が「学会で高齢の役員たちにより時代遅れの手法が推奨されている」という趣旨の悩みを相談したところ、石丸氏は「上の世代で理解してくださる方も多いですよ」という前提で、それでも理解しない高齢者がいても、「若い者が勝つ。なぜなら年寄りは先に死ぬから」と笑顔で言い放った。

 同2月14日の臨時記者会見では「市長も議員も選んだのは市民。だから私の責任ではない。すべての責任は市民、自己責任」と述べた。

 さらに、2020年8月の同市長選で発注した選挙用ポスターなどの製作費の一部が未払いだとして印刷会社から約73万円の支払いを求められた訴訟では、昨年12月25日の定例記者会見で、広島高裁で敗訴したことについて「自分に非はない。単なる民事の訴訟ですよね」と主張。首長の立場にある者が司法に対して「単なる…」と表現したことを問題視する声もあった。この訴訟は今年7月、最高裁でも石丸氏側の上告が退けられて敗訴が確定した。

 都知事選後の7月には、14日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で少子化を防ぐには長期的にみれば「一夫多妻制」も選択肢である…と持論を述べたり、 11日放送のテレビ朝日「グッド!モーニング」で 「女子どもに容赦するのは優しさじゃない」という発言が問題視された。こうした一連の物言いに魅力を感じる石丸ファンがいる一方、「攻撃的で冷淡な性格はサイコパスではないか」との指摘もある。

 漫画「サイコドクター」のモデルにもなった臨床心理師・公認心理師の黒岩貴氏に石丸氏の言動について見解を聞いた。

 多くの支持を得た要因として、黒岩氏は「石丸氏にはカリスマ性があり、新しいことに挑戦したり、周りの意見に流されず、自分の意志を突き進める力があります」と指摘した。

 だが、その裏にある部分として、黒岩氏は「石丸氏の問題視された発言に関して言えば、 『自分が正しい、周りは間違っている』という意味において、 自己中心性と排他的思考があるかもしれません」と私見を述べた。

 黒岩氏は「例えば、『若い者が勝つ、なぜなら年寄りは先に死ぬから』という発言でも、自身は『若者』側、『女子ども』の発言でも自身は男性ですよね。自己中心性と排他的思考が強く、相手の話を聞かずに理詰めで話を展開する人の中には、未だに天動説、地球平面説などといった奇想天外の主張をする人たちもいます」と解説した。

 さらに、過去の歴史をひもときながら、黒岩氏は「プーチン、ヒトラーなども、同様の傾向があり、彼らは大人の発達障害であるアスペルガー症候群だといわれています。歴史を鑑みても、こういうタイプの人が政治家になると国民は危険にさらされますが、大衆は彼らの軍隊式の支配手段にカリスマ性を感じてきたという経緯がありますね」と分析。その上で、「石丸氏が彼らと同じタイプではないということを期待したいですね」と付け加えた。

 政治家とは本来、自身を支持する市民にも、支持しない市民にも「法の元の平等」を保証すべきだが、石丸氏はどう考えるのか。

(ジャーナリスト・深月ユリア)

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