PRのプロが教える〝劇的に変わる〟面接テクニック! 第2回のポイントは「逆算」
よろず~ニュース / 2024年8月9日 7時50分
「PRプロデューサー」の笹木郁乃氏(株式会社LITA提供)
生きていく上で避けては通れない面接やプレゼンテーション。ただ「何を話せばいいのか」「不安で仕方ない」と悩む人が多いのも事実。そこで寝具メーカー「エアウィーヴ」の広報として5年で売上を1億円から115億円に押し上げるなどの実績を持ち、現在はPR会社の社長として日々プレゼンや採用面接などをこなす「PRプロデューサー」の笹木郁乃氏が、「劇的に変わる!面接術」を授けてくれた。
【面接・自己PR編 その2】
②相手が「自分の何を知りたいのか」を逆算して質問に答えよう!
第1回では面接の最初に実施されがちな自己紹介、自己PRでの「テーマ設定」の大切さを解説。今回は実際に面接の中身に入っていく。
面接で聞かれることの定番と言えば「ガクチカ」(学生時代に力を入れてきたこと)や「就活の軸」、「志望動機」などがあるだろう。もちろんこの記事を読んでいる皆さんもそれらの回答の準備はしているに違いない。
ただ笹木氏は就活生の努力を汲んだ上で、やみくもに準備している人が多いと感じるという。「私も面接をする機会があるんですが、伝える時ってただ単に事実を言うんじゃなくて、相手になんて思ってもらいたいかを決めて伝えないといけない。ただ長くてでも何も残らなくなっちゃうんですよね」と話す。
第1弾にも通ずる話だが「自分がどんなことをしてきたか」という部分よりも、「それをしてきたことで、面接官に何を伝えたいか」が重要になってくる。笹木氏はその意味で「面接では相手が自分のどこを聞きたいのかを逆算する力が必要になってくる」と力説した。
では実際に面接で求められること(答えて欲しいこと)とは何か。それはズバリ「その人の人となり。そして何をどのように頑張ってきた人なのか」だ。
大学生の場合、学生時代に力を入れて事を聞かれると「大学では○○学を専門に学んでいました。ゼミでは○○を専攻し、○○についての研究で論文を出しました」。中途採用でも「前職では○○を担当し、営業などを行っていました。社内の売り上げ順位では常に上位に入っていました」、こんな答え想定していませんか?
この回答だと先ほど挙げた「人となり」をなかなか伺うことができない。それどころかせっかく面接まで進んでいるのに「難しい話だな」「それでなぜうちに来たんだろう」と面接官の興味が薄れてしまうかもしれない。
笹木氏は「そうじゃなくてどういうことを工夫して、どう取り組んでいたのかを知りたい」と話す。例えば前者の大学生の場合、「なぜそこのゼミに入ったのか」「論文を書くために工夫したこと、苦難して乗り越えたこと」を聞きたいということ。後者であれば「売り上げ上位になるためにしていたこと」「その成績をもってうちの会社で何をしたい、できるのか」が聞きたいことに当たるわけだ。
その点をはき違えている人が案外多いといい、「そこのポイントを話せると『話が通じる人だな』、と感じる。今後クライアントの前でも話せるだろうし、プレゼンも上手だろうし、良いなと。印象として違いますね」と高評価ポイントとして上げた。
(よろず~ニュース・髙石 航平)
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