庵野秀明監督「宇宙戦艦ヤマト」50年前のテレビ放送開始同日同時刻に特別上映イベントを開催

庵野秀明氏

　「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野秀明監督が企画・プロデュースするＳＦアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の放送５０周年企画の第１弾として６日、アニバーサリーデー上映の開催が発表された。１９７４年１０月６日、午後７時３０分のテレビ放送開始から、ちょうど５０年となる今年の同日同時刻に東京・新宿ピカデリー開催する、庵野監督による一夜限りのスペシャル上映イベント「『宇宙戦艦ヤマト』50周年記念アニバーサリーデー上映Produced by 庵野秀明」が決定した。

　上映だけでなく、スペシャルトークイベントを開催。庵野監督自らが司会を務め、「宇宙戦艦ヤマト2199」総監督の出渕裕氏、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏をゲストに迎える。全国の映画館でライブビューイングが実施される。

　また、「『宇宙戦艦ヤマト』50周年ロゴ」が完成。総合デザインと「YAMATO」の手書き文字を庵野監督が、そしてロケットアンカー風のエンブレムと「５０」のデザインを出渕氏が手掛けた。今後の記念イベントで使用される。

　「宇宙戦艦ヤマト」は西暦２１９９年、地球侵略を企てる異星人国家ガミラスの攻撃により、海は蒸発し、地表は放射能に汚染されていく人類の危機を背景に、イスカンダル星より放射能除去装置・コスモクリーナーの情報がもたらされることを起点に物語がスタート。人類はメッセージと共に送られてきた波動エンジンの設計図を基に、第２次世界大戦の戦艦「大和」を宇宙戦艦として再建造し、１４万８０００光年離れたイスカンダルを目指し旅立つ。人類滅亡の日まであと１年。ヤマトはコスモクリーナーを受け取り無事に地球へと帰り着けるのだろうか、というテーマが描かれる。第一作となるテレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」から、数多くのテレビシリーズ・劇場用映画・実写映画が製作され、今なお新作が製作されている。同作は多くの人に愛されているSFアニメの金字塔となっている。

　同イベントのチケット概要、ライブビューイング映画館等の詳細は今後発表される。なお、同記念イベントの特設サイトが６日にオープンした。

（よろず～ニュース編集部）