擬人化したテントウムシが迎えた無慈悲なラスト…話題の漫画に「めちゃくちゃホラー」の声!作者に聞く
よろず~ニュース / 2024年10月1日 12時20分
漫画『寄生』の表紙(ミイラみらいさん提供)
唐突な話かもしれないが、弱肉強食が当たり前である自然界は、人間の目から見るととても残酷に映ることもあるだろう。なかには捕食するのではなく、対象の生き物に「寄生」して宿主(しゅくしゅ)と共存しながら成長する生物も存在する。
X(旧Twitter)にポストされた漫画『寄生』は、寄生された宿主について描いた一作で、多くの人から注目を集めて1.8万もの「いいね」を獲得。そんな同作を手がけたのは、主にXやpixivでオリジナルの創作漫画を投稿しているミイラみらいさんだ。どことなく不穏な雰囲気が漂った作風が特徴といえるだろう。
ある日、オスのテントウムシ「ホシ」は、自身で捕まえたアブラムシを食べていた。そこにメスのテントウムシ「ナナ」が現れ、ホシにアブラムシを分けてほしいとお願いするも、ホシは「自分で捕まえればいいじゃん」と拒否。ナナは仕方なくアブラムシを探しに行くと、道中で「テントウハラボソコマユバチ」に襲われる。そして針を頭に刺されて麻酔を注入され、さらにお腹に卵を産みつけられるのだった…。
テントウムシを擬人化し、さらには寄生されたナナがおかしくなっていく様子を描いた同作には、「シンプルな絵柄なのに内容がめちゃくちゃホラー」「この不条理感…たまならなく好きだ」など好評の声が続出。そこで作者であるミイラみらいさんに同作を描いたきっかけについて話を聞いた。
―『寄生』を描いたきっかけを教えてください
テントウムシみたいな可愛い虫も寄生されることがあると知って驚いたのがきっかけです。
―ミイラみらいさんの作品は奇妙な雰囲気が漂った描写に、考えさせる結末が描かれているように感じましたが、こういった作風はどのような経緯でたどり着いたのでしょうか?
頭の中の世界をそのまま描いてたらそういう作風になってました。
―最後に、ミイラみらいさんの作品を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします
みんなもっといい加減に生きる方が良いと思います。無理に頑張りすぎたら、反動で自分や誰かを傷つけてしまいますよ。
(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)
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