50万匹の犬 どうなる?27年犬食禁止法の施行の韓国 「補償は妥当でない」と農家は反発
よろず~ニュース / 2024年10月2日 13時30分
50万匹の犬たちはどこへ?(ロイター)
韓国では2027年に犬食禁止法の施行が決まっており、養犬農家への補償策が発表された。この法律は、社会でおおむね好意的に受け止められているが、これまで食用として飼育されていた犬、約50万匹の新しい飼い主を探すという“難題”が残っている。
犬6匹、猫8匹を飼う尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のもと、犬食禁止法への支持は高まっている。韓国政府は9月下旬、可能な限り多くの犬を里親に出すか、保護施設に再収容するよう努めるとコメントした。
しかし韓国には1500軒以上の養犬農家と、200カ所以上の犬の食肉加工場がある。現実として約2300店舗の飲食店で、今も犬肉が提供されている。
パク・ボムス農林畜産食品次官は、養犬農家や犬食レストランの廃業を促すため、約110億円を投じると発表。「残った犬たちが安楽死させられるのではないかと心配する人も多いが、それは私たちの計画ではないと断言できる」とした。
農家には犬1匹当たり最大約6万6000円の補償が支払われる。ただ、韓国食用犬協会の代表は「妥当な補償を受けられた場合のみ、廃業するつもりだ。政府の支援策は全く妥当なものではなく、3年分の収入に相当する金額を政府が補償してくれるまで、事業をたたまないことに決めた」と話す。団体としては、より良い条件を望んでいる。
動物愛護団体は政府の計画を歓迎しているが、保護施設の数が不足することを指摘する声もある。韓国伝統の犬肉食は、夏場の湿度が高い同国で滋養食として何世紀にもわたって続いてきた。だが犬をペットとして飼う人が増えてきたのにつれ、犬肉の消費は減少している。
(ロイター/よろず~ニュース編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
不要になった繁殖犬を「埋めてるんだ」「農薬使ってんだよ」劣悪な環境で犬を育てるブリーダーの“残酷な実態”
文春オンライン / 2024年10月4日 6時10分
-
金儲けのために子犬・子猫を大量に生み出す…「悪徳繁殖業者」が日本各地で野放しにされている根本原因
プレジデントオンライン / 2024年10月1日 16時15分
-
「冷蔵庫に10匹の犬の死骸」「部屋には子犬27匹」…韓国の“ゴミ屋敷”で何が起きていたのか
KOREA WAVE / 2024年9月30日 4時0分
-
27年に犬食全面禁止の韓国、農場の食用犬46万匹はどうなる?=韓国ネット「なぜわざわざ法律を…」
Record China / 2024年9月28日 14時0分
-
犬食禁止法施行の韓国、事業閉鎖で養犬農家が補償金引き上げを要求 食用犬1匹22万円に
産経ニュース / 2024年9月27日 12時25分
ランキング
-
1ヒズボラ後継候補の消息途絶=イスラエル、レバノン軍事作戦続く
時事通信 / 2024年10月5日 22時13分
-
2イスラエル・ネタニヤフ首相「自国を防衛し、攻撃に対応する義務と権利がある」 改めてイランへの報復明言
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月6日 4時41分
-
3対イラン報復、適切なタイミングで実施 イスラエル軍報道官
ロイター / 2024年10月6日 11時23分
-
4ガザで使用の武器禁輸を 仏大統領、対イスラエルで
共同通信 / 2024年10月6日 15時14分
-
5世界各地で反戦デモ、10月7日控え ガザ・中東戦闘に抗議
ロイター / 2024年10月6日 13時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください