ストレス社会を生き抜くための新たな方法「ジャーナリング」2カ月で感じた魅力と効果
よろず~ニュース / 2024年11月13日 11時0分
ペンとノートさえあればすぐ始められるジャーナリングでストレスを軽減できる?(ウクレレマン/photoAC)
厚生労働省が公表した2023年(令和5年)労働安全衛生調査(実態調査)結果によると、強い不安や悩み、ストレスを感じる労働者の割合は82.7%だった。このように多くの人がストレスを感じる現代では、メンタルヘルスケアの重要度が高まっている。
個人でも取り組めるメンタルヘルスケアの手法もさまざまで、なかでも手軽に取り組める方法として「ジャーナリング」に注目が集まっている。ジャーナリングとは、頭に浮かんだ思考や感情を自由にノートに書き出していく手法である。
書く瞑想とも呼ばれるこの手法の効果として代表的なのが「ストレス軽減」だ。ストレスを感じている時、頭の中が悩みや今後の予定などでいっぱいになっていることが多い。その内容を紙に書き出すことで、客観的に考えられるようになり頭の中がスッキリし、心理的な負荷が軽減されるのだ。
また、思考や感情を書き続けることによって、自分自身の傾向や価値観を客観的に見つめ直す機会となるのもポイントといえるだろう。後で読み返すと「こんなことを考えていたのか」と自己理解を深めることができる。
さらに自由に思考や感情を書き出していると、新たなアイデアや発想が生まれることもある。これによって生まれたアイデアは、仕事や趣味などさまざまな場面で活用できることだろう。
ジャーナリングの実践方法を調べてみると、決まったやり方があるわけではない。そこで筆者が現時点で約2カ月継続している手法を紹介しよう。
まずはノートと鉛筆を用意し、タイマーで10分の時間制限を設定する。ジャーナリングを行う時間は朝と決めており、日課としている瞑想の後にノートに向き合っている。
最初の1分は文字にすることなく、その時感じる感情を絵のようにして書きなぐる。気分がポジティブな時とネガティブな時では出来上がる絵が異なるのが面白い。
残りの9分間で頭のなかにある思考や感情を、ただただ書き続ける。文法や誤字脱字を気にせず、素直な思考や感情を表現することが大切だ。
実際に2カ月間ジャーナリングをやってみると、さまざまな効果が実感できた。まず感じたのは1日のスタートに自分と向き合う事で、その日のスケジュールを無理なくこなすことができるようになったことだ。特に寝起きから憂鬱でネガティブな感情になっている時にジャーナリングをおこなうと、気持ちをリセットすることができた。いつもならマイナスな状態から1日がスタートしていたのが、フラットな状態からスタートできたのである。
ジャーナリングを始めたころは感情面の向き合いが多かったのが、1カ月を過ぎたころから新しいアイデアが自然と浮かび上がってくるようになり、具体的な行動につながることも増えていった。確実に行動力が向上しているのを感じている。
また、この2カ月間で書いていた内容を振り返るのも面白い。ネガティブな内容よりもポジティブな内容の方が増えていたのである。これだけの効果がノートと鉛筆だけで手に入るのであれば、コストパフォーマンスも優秀なのではないだろうか。
とはいえ「手書きが面倒臭い」「ノートを持っていない」という人もいるだろう。その場合は、専用のアプリを活用するのも一つの方法である。
ジャーナリングをおこなうことでストレス軽減につながるという効果は、筆者自身は体感することができた。もし日々のストレスで悩んでいる人は、朝の10分をジャーナリングに使ってみてはいかがだろうか。
(よろず〜ニュース特約ライター・夢書房)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「会社に行きたくない」と感じたら要注意…真面目な人ほど心を病む「ストレス以上、うつ病未満」の重大リスク
プレジデントオンライン / 2024年11月20日 18時15分
-
「独り言」で人生変わるかも…専門家が強調する3つのメリット
オトナンサー / 2024年11月9日 10時10分
-
電子書籍「ジャーナリング 書く瞑想で気づきを深める。」 Kindleストアにて11月6日までの期間限定で無料配布を開始
@Press / 2024年11月2日 17時0分
-
兵庫・淡路島「禅坊 靖寧」心身に至高の癒しを与え、新たな1年が始まる門出へ 年末年始特別宿泊プログラム『ZENクリーンスタートリトリート』
@Press / 2024年10月30日 11時0分
-
手書きの日記が睡眠の質を高める可能性を発見
PR TIMES / 2024年10月29日 17時45分
ランキング
-
1【冬の乾燥対策に】ドラッグストアで手軽に買える! ハンドクリーム5選
マイナビニュース / 2024年11月21日 17時0分
-
2書店に行くとなぜか急にトイレに行きたくなる「青木まりこ現象」とは?
マイナビニュース / 2024年11月21日 16時2分
-
3【風呂キャンセル界隈】医師「心身が疲れた時こそ入浴を」 - 安全で健康的な方法とは
マイナビニュース / 2024年11月21日 11時0分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください