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「音楽産業界は、NewJeansのためだけに存在しているのではない」業界団体が警告 賞からの除外も検討

よろず~ニュース / 2024年12月13日 19時50分

「音楽産業界は、NewJeansのためだけに存在しているのではない」業界団体が警告 賞からの除外も検討

NewJeansの〝生みの母〟と呼ばれているミン・ヒジン氏(出典:ミン・ヒジン Instagram)

 社団法人 韓国音楽コンテンツ協会が13日、アドア前代表取締役のミン・ヒジン氏と、彼女が生み出したガールズグループのNewJeansに対して警告した。

 同協会は「今回のタンパリング(交渉資格のない人物に対して、所属チームの合意なしに他チームが接触し、違法に交渉を行うこと)事件について、ミン前代表とNewJeans、そして国会と政府関係者へ、次のような要請をする」と公式声明文を発表。

 協会は「ミン前代表には最近、あるメディアで報じられたタンパリング疑惑について、正確な立場と事実関係を明かすことを望む。今はこれまで以上に、今回のタンパリング事件の当事者である、ミン前代表のはっきりとした返答が必要な時」「扇動的、曖昧な返答で回避せず、正確な事実をきちんと明かし、現在の論争に終止符を打ってほしい」と声をあげた。

 また、NewJeansに対して「専属契約の忠実な履行を保証し、プロダクションと真摯に向き合って協議を行い、合意点が導き出せなかった場合は、司法部の判断を謙虚に待たなければならない」「大衆音楽産業界は、NewJeansのためだけに存在しているのではない。多くの先輩アーティストたち、多くの芸能プロダクションスタッフ、NewJeansの皆さんを見て、夢を育てていく同僚および後輩アーティストたちが、それぞれの場所で最善を尽くしている」と怒りをにじませた。

 そして「タンパリング撲滅のための法・制度改善を、国会および政府に強く提言する。専属契約を私的自治の領域と捉え、当事者の自律的な判断に任せるには、すでに限界を達している」「今回の事件が現行法上、取締役の忠実義務違反や背任行為で規律される余地があるとしても、大衆音楽産業界の特殊性に合致した法令・制度は、現在不十分であることが実情なので、大衆音楽産業界の秩序維持と、健全な相関行為の定着のための、個別法規の整備、または制度の導入を要請する」とした。

 協会は「当協会が運営している『サークルチャート』は、タンパリング疑惑が提起されているプロダクションや、関連アーティストのアルバム・音源・販売量を、除外することを検討している」と明かし、「『サークルチャート』が、データを提供している音楽番組(M COUNTDOWN、ミュージックバンク、ショー!K-POPの中心、人気歌謡、THE SHOW、SHOW CHAMPION、ザ・トロットショー、ENA K-POPチャート)および、国内主要音楽授賞式(サークルチャート・ミュージックアワード、MAMA AWARDS、ゴールデンディスクアワード)でも、除外して供給することを検討する」と強固な姿勢を予告した。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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