30代女性５割以上が「競馬に興味あり」時代は変わった!? 楽しみ方が“多様化” 調査で判明

東京競馬場

　もうすぐ有馬記念。昔の競馬場といえば、ハンチング帽をかぶったオジ様が赤ペンを耳に差し、競馬新聞を持ち、馬券を握りしめながら、レースを眺めるというイメージだった…。

　しかし、時代は昭和から平成になり、アイドルホースのオグリキャップや武豊といったスター騎手が誕生。競馬場には多くの若い男女も足を運び、令和に入ると人気コンテンツ「ウマ娘　プリティーダービー」の影響で競馬の魅力にひかれる人も増えた。競馬界も「ＵＭＡＪＯ（ウマジョ）」と女性ファン獲得に努め、競馬場には女性グループも目立ってきた。

　実際、女性の競馬に対するイメージはどうなのか？「株式会社メディアジョッキー」はこのほど、全国の30代女性300人を対象に競馬に対する印象を調査し、その結果を公表した。

　「競馬にどれくらい興味がありますか？（単一選択）」に関しては、「非常に興味がある」（6％）、「ある程度興味がある」（45.5％）と合わせて半数以上が「興味がある」となった。同調査では背景に、競馬場がキレイになり、場内の食事処などのバリエーションも増えたなど、「競馬に対する世間のイメージをクリーンなものにしよう」という動きが関係しているとみている。

　「競馬に期待するものは何ですか？（複数選択可）」を聞いたところ、「特にない」（32.2％）を除くと「競馬場の雰囲気やイベントを楽しみたい」が16.9％でトップ。実際に競馬場ではアニメとのコラボやグルメイベントなど、行われるイベントもここ数年でだいぶ様変わりし、意図が「競馬オジサン」のためのものではなく、家族連れや女性の来客者をターゲットにしている。

　「競馬に対して感じている不安や懸念は何ですか？（複数選択可）」では「お金を失うリスクがある」（66.1％）と圧倒的。「ギャンブル依存症にならないか心配」（16.9％）と続いた。

（よろず～ニュース調査班）